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新しい溝の規則 平成21年8月21日
2010年1月1日から、ラフからのプレーをよりプレーヤーの能力が試されるものにすることによって、正確性の恩恵を高めることを目的とするゴルフの用具規則の改正が行われます。

このクラブフェースの溝に関連する新しい規則は、R&AとUSGAの大規模な共同研究プロジェクトの成果です。この研究では、近代の溝の形状はプレーヤーにフェアウェイからのショットで発生させることができるスピンと同程度のスピンをラフからのショットでも発生させることを可能とし、結果として正確性の価値を減じていること示しています。

この改定された規則は、溝の体積と溝の縁の鋭さを制限することによって、フェアウェイからのショットとラフからのショットのスピンの差を著しく増加させます。 溝についてのすべての既存の制限は依然として有効のままです。

溝の体積を制限する規則はすべてのクラブ(ドライバーとパターを除く)に適用されます。溝の縁の鋭さの制限はロフト角25度以上のクラブ(一般に、標準的な5番アイアン以下のクラブ)に適用されます。

この規則は2010年1月1日以降のすべての新しいモデルのクラブに適用されます。この時限*よりも前に製造された既存のモデルで、現行の規定に適合しているものは、少なくとも2024年まで引き続きゴルフ規則に適合しているとみなされることになります。

この新しい規則は、トッププロフェッショナルレベルでは2010年1月1日から、トップアマチュアレベルとその他のプロフェッショナルイベントでは2014年1月1日から競技の条件として導入される予定です。R&AとUSGAはこのスケジュールにしたがって、それぞれのチャンピオンシップでこの競技の条件を導入します。世界の男子と女子のトッププロフェッショナルツアーとゴルフのメジャーチャンピオンシップの主催者は、みな新しい溝の規定への支持と2010年の競技の条件の施行の意向を表明しています。
この段階的な導入の要約と各カテゴリーのゴルファーへの影響は下記の通りです。
日時 変更 影響を受けるのは…
2010年1月1日 クラブフェースマーキングの新しい仕様が導入される。 2010年1月1日以降に発売されるすべての新しいモデル。
既存モデルのクラブは引き続きゴルフ規則に適合として扱う。
2010年1月1日 委員会はプレーヤーに新しい仕様に適合したマーキングを有するクラブの使用を求める競技の条件を適用できる。 この競技の条件は主要なプロフェッショナルツアーでのみ導入されることが強く奨励される。
この競技の条件が導入されていない競技でプレーするその他のすべてのゴルファーは、新しい仕様を満たしていない古いモデルのクラブを引き続き使用することが認められる。
2014年1月1日 委員会はこの競技の条件を引き続き適用できる。 この競技の条件は、プロフェッショナルの下部ツアーやエリートレベルのアマチュアイベントにだけ拡大されることが強く奨励される。
倶楽部レベルゴルファーは、新しい仕様を満たしていない古いモデルのクラブを引き続き使用することが認められる(べきである)。
2024年1月1日 この規則が2010年より前に製造されたクラブに適用される最も早い日時。この日時は2020年に再検討され、おそらく2024年まで延長されるでしょう。 すべてのプレーヤー、すべての能力、すべてのプレー形式が対象。
(※2010年より前のモデルは、2010年末まで引き続き製造することができる。)
JGA作成資料
2010年の溝の規則の簡単な説明(Aug2008) (PDF:日本語・82KB)
クラブフェースの溝の新しい規則に関するJGA主催競技での対応 (日本語ページ)
関連文書(R&Aリリース)
タイトル 日時 備考
クラブフェースマーキングとスピン発生
   (日本語・24KB) (英語・29KB)
(27 Feb 2007) 当初の提案
クラブフェースマーキングとスピン発生(プレスリリース)
   (日本語・185KB) (英語・67KB)
(5 Aug 2008) 新しい溝の規則施行の決定通知
クラブフェースマーキングとスピン発生(クラブ製造業者宛)
   (日本語・159KB) (英語・47KB)
(5 Aug 2008) 新しい溝の規則施行の決定通知
クラブフェースマーキングの新しい規則の適用
   (日本語・70KB) (英語・123KB)
(24 Mar 2009) 「製造」の時限延長
クラブフェースマーキングの測定と適合性の決定(Revision 03-09)
   (日本語・379KB) (英語・205KB)
(Mar 2009) 計測方法の詳細
「単純な溝」という追加要件の採用決定
   (日本語・161KB) (英語・118KB)
(28 Sep 2009 ) 「単純な溝」という追加要件の解釈
2010年より前のモデルの「出荷(小売環境への販売)」の期限について
   (日本語・172KB) (英語・100KB)
(26 July 2010) 「出荷」のさらなる期限の延長はなし

スピン発生研究レポート
中間レポート(7Aug2006) (日本語・297KB) (英語・1.2MB)
セカンドレポート(12Jan2007) (日本語・533KB) (英語・1.7MB)
ラフからのショット(9July2007) (日本語・120KB) (英語・1470KB)

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