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競技報告
【クィーンシリキットカップいよいよ明日開幕】
大会前 競技報告:JGA 写真:JGA
練習ラウンド風景
アジア太平洋地区最大で唯一の女子アマチュアチーム選手権「クィーンシリキットカップアジア太平洋女子招待ゴルフチーム選手権」は明日7日の第1ラウンドを前に開会式を挙行した。

32回目を迎える本大会の会場は、ニュージーランド、オークランドより100キロ南下したハミルトン市に位置するハミルトンゴルフクラブ。1903年に開場し107年の歴史を持つ由緒ある本コースは、5,893ヤード・パー72と距離は短いが、硬いグリーンとフェアウェイ、50個以上点在する深いバンカー、グリーン周りの粘りのあるラフ、要所要所に生えるニュージーランド特有の高い木など戦略性に富んだ林間コース。
近年で最も短い設定距離で
、好スコアでの試合展開が予想されるが、ここ1ヶ月の晴天続きによりコース全体がかなり乾燥しており、グリーン周りのアプローチとパッティングが優勝争いの鍵を握りそうだ。

全員が今年ナショナルチームに初選考を果たしたばかりの新生日本チームは、岩周里紗(東北福祉大学2年)をチームリーダーに、昨年チームジャパン・ジュニアメンバーとしてキャロウェイゴルフ世界ジュニアゴルフ選手権で海外デビューを果たして以来、平均270ヤードのドライバーショットを武器に急成長を果たした城間絵梨(沖学園高校2年)、昨年の全国中学校ゴルフ選手権夏季大会を制してナショナルチーム入りを果たした川岸史果(日本大学高校1年)の3名でチームを編成。

チームドライバー平均飛距離が260ヤード以上と近年にないロングヒッターを揃えた日本チームは、2日間の練習ラウンドでは、飛距離のアドバンテージを生かし、点在するバンカー、木を超えるティショットを放ち、18ホール中半分以上のホールをウェッジでグリーンを捉えるなど、パフォーマンスの高さを見せた。
「今年は、例年にない大型選手を揃えた。全員が初の国際試合公式戦と不安もあるが、今までにないスケールの大きいプレーで攻めることができるので、楽しみの方が大きい。新生ナショナルチームとして、大きなチャレンジとなるチーム」と、里深キャプテンも選手の潜在能力の高さに期待も大きい。
これまで、海外の選手に比べて身体能力の劣る日本チームは、徹底したコースマネジメントで作り上げたチーム力で世界のトップ5に入り続けてきた。初めて大型選手のみで挑む今大会は、今後のナショナルチームの更なる躍進に向けて大きな意味をもつ大会となるだけに、明日のスタートダッシュに注目が集まる。

明日の第1ラウンド、日本チームはシンガポールとマレーシアとのラウンドとなる。

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