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【岩周は我慢のゴルフも上がり3ホールでスコアを落とし+3】 |
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昨日、プレッシャーからティショットのコントロールに苦しみ、今日の巻き返しを悔し涙に誓った岩周。
「飛距離を捨てて、フェアウェイキープの精度を重視します」の宣言通り、4番までパーオン・パーパットの手堅いゴルフを展開。慎重にパーセーブを重ねる。
しかし、5番でユーティリティでのティショットを右にプッシュアウトしてボギーが先行すると、なかなかチャンスも作れず苦しい我慢のゴルフが続いた。日本チームの課題であった9番・10番のチャンスホールでも、セカンドショットのミスからパーに止まり、もどかしさを堪える岩周だったが、11番315ヤードのパー4で、残り47ヤードのセカンドショットをピン横2mにぴた
りとつけ、念願のバーディ。「そこまで本当に苦しかったんですが、11番でやっと気持ちの良いバーディが来て、昨日のようにバーディの後にボギーを打たないように集中しました」と、続く12番を丁寧にパーを拾うと、13番で8mのバーディパットをねじ込み、ついに1アンダーとする。ここまで最年長のチームリーダーとして、スコアでチームを引っ張れない不甲斐なさと必死で戦ってきた岩周に、やっと笑みが戻った。
しかし、それもつかの間。「今大会初めてアンダーになったので、どこか一瞬安心してしまったのかもしれないです…」と、語る通り、緊張の糸がどこかで緩んだのか、続く14番パー3で、ティショットを引っ掛け左足下がりのベアグラウンドに打ち込むと、アプローチはグリーンオーバー。警戒していたはずのバーディの後のボギーを叩いてしまう。
これでまた自分を責めた岩周は、16番でティショットを左に大きく曲げ木の下へ。12番でも同じ状況から低い球でナイスオンしたイメージがあった為、同じイメージで打ったがわずかに狙いがずれ、このセカンドショットを目の前の枝に当たる不運。1mのボギーパットもカップに蹴られ、ホールアウト目前で痛恨のダブルボギーとした。「ミスをしても、そこからダブルボギーを打つなんてチーム戦では一番やってはいけないと判っているだけに…悔しいです…」と、言葉少なに俯いた。
そのショックを引きずったのか、続く17番でもティショットを木に当て、ボギー。上がり3ホールで3つスコアを落とし、2バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの3オーバーパー・75と、昨日の猛省を払拭するには至らなかった。
「最終組にも入れず、3位入賞すら厳しい状況ではありますが、ここで自分たちのゴルフが出来ないと次に続かないと思うので、明日は絶対にアンダーパーで回って、3位入賞を目指します」と拳を握りしめ、リーダーとしての責務を自ら背負いなおした。
誰よりも日の丸の重みを感じ、チーム戦の重みを感じている彼女だからこそ、明日は何としてもチームの為に、彼女自身の為に飛躍のラウンドとなることを祈る。
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