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【地元の木戸愛が-2の好スタートを切る】 |
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第1日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi / Yoshitaka Watanabe |
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木戸愛の自宅は、コースから車で15分ほど。地元である。もちろん自宅から父親の運転する車でコース通いをしている。その自宅で、大会前夜閃いたことがあり、持ち帰ったパターを取り出してパッティングの練習をした。閃いたこととは、アドレスに入るまでのルーティーンだった。
「これまでは、フェースをセットしてからスタンスを決めていたのですが、気持ちよくアドレスできている感覚がなくて、なにかしっくりこなかったんです。どうすれば、気持ちのよいアドレスになるのか、このところずっと悩んでいたんです」。
きっかけは、サントリーレディスの録画を見たときにあった。「優勝したアマチュアのキム・ヒョージュ選手のパッティング
を参考にしてみました」。まず、右足を決めてからパターのフェースをスクウェアにセットして左足を決める。これを真似してみると、しっくりしたアドレスを作れた。4時半起きでコース入りし、練習グリーンで実際に試してみると、これまでの違和感が無くなっていた。
10番ホールからのスタートで11番をダブルボギーにしたが、ここからは4バーディを奪って2アンダーパーをマークした。
「16番で下りの1メートルのバーディパットをアドレスしたとき“入る”って思えた。実際にスムーズにストロークできて決められました。これで、新ルーティーンに自信を持てました。アウトに入っての3バーディもパットで稼がせてもらいました」
1番は3メートル、4番は15メートルの超ロングパットが決まり、9番も8メートルのスライスラインを沈めてのバーディであった。
「これまではショートゲームが自分の課題だと思っていたのに、今日は、そのショートゲームに助けられました。ちょっと自分に期待してみたくなりました」
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