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【パットに苦しむも2位タイにつけたバリー・レーン】 |
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第3日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi |
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4番ホールでボギーを叩いたあと、12番でバーディ、15番でもバーディを獲って、一時は5アンダーパーで単独トップに立ったバリー・レーン。
ところが、17、18番と連続ボギーを叩いて、首位の井戸木鴻樹に1打差の3アンダーパーで2位タイの4人の中に入った。
「さすがにアイアンショットなどを見ていると世界レベルの技術を持った選手だな、と、感心します。球の扱いがほんとに上手いですよね。ただ今回は、入れにくい距離をほとんどショートしていましたから、もしああいう距離のパッティングが決まりだしたら……」というのは、同組だった井戸木のレーンに対する印象である。
彼は、1976年にプロ転向して、1982
年からヨーロピアン・ツアーに出場し4勝している。1993年にはライダーカップに選ばれるなど活躍し、2010年からヨーロッパシニアツアーに参戦した。
レーン本人も「スコア自体をトータル(3日間)で見れば決して悪くはないけれど、第1ラウンド、第2ラウンド、そして今日も、パッティングがすっきりしなかった。だって、今日だけでも、3、4メートルの距離のパッティングを3回も外しているんだもの」。
前半、4番のボギー以外、残り8ホールがパー。そこでもバーディチャンスを逃して波に乗れなかったのだという。後半に2バーディを出せたものの、やはりパッティングが決まってくれないイッチ(イライラ)が沈殿していたのか、2連続ボギーでの上がりは、本人も気分がよくない。インタビューを終えると、パターを持って練習グリーンに急いだ。
けれども、井戸木の言葉通り、世界レベルの技量を持つレーンが、明日の最終ラウンドの台風の眼となる存在であることは間違いない。この大会にもしレーンが勝てば、1998、99年のグラハム・マーシュ(豪州)以来13年ぶり2人目の外国人選手の優勝となる。
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