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【保坂はショットが乱れるも粘りのゴルフで+3にスコアをまとめる】 |
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練習ラウンドでは好調なショットを見せ、初の国際競技の開幕に「いよいよだって感じです。アンダーパーでプレーできると思う」と手ごたえを話していた保坂真由(埼玉栄高校3年)。しかし、ゴルフは恐ろしいスポーツだ。昨日まで何の不安も抱かなかったショットが、たった1打のミスで疑心暗鬼になってしまう。
1番では、ティーショットをフェアフェイセンターに運び、7メートルのバーディパットをねじ込んで、幸先の良いスタートを切ったが、3番ホールのティーショットで右の林に打ち込むミス。ここから、保坂は深い森に迷い込んでしまった。このホールではアプローチもミスしてダブルボギーを叩くと、4番では1メートルのパーパット
を外し3パットのボギー。
6,7番と連続バーディで息をついたのもつかの間、8番ではティーショット、セカンドショットと大きく左に曲げてボギー。「昨日までは、全然ショットも曲がらなかったのに、3番ホールのティーショットを右にミスしてから、ショットが安定しなくなって…ラフからのショットも多くなってバーディチャンスにつけることが出来なかった」と、苦しさを吐露する。
それでも、前半を1オーバーパーで凌いだ保坂は、「最低でもイーブンパーでホールアウトしよう」と、ここから必死のプレーを見せる。パーオンが出来ない苦しい展開もアプローチでパーを拾う「耐えるゴルフ」で、16番までパーを積み重ねた保坂。その粘り強いプレーは保坂の真骨頂だった。しかし、17番で、これまでピンチを凌いできたアプローチにミスが出てボギーを叩くと、最終18番も3メートルを決めきれず連続ボギー。結局、3バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの75と悔しい1日となってしまった。
「後半、パーセーブで耐えていたのに、最後で堪えきれなかった。悔しいし、ショックです」と肩を落とす保坂。それでも、ホールアウト後に向かった練習場で、「ティーショットのミスの原因をわかりましたし、調整も出来た。明日はよいプレーができると思う」と、明日の巻き返しに手ごたえをつかんだ様子。今日のように最後まであきらめない保坂らしい粘りのプレーは、きっと明日のラウンドにつながることになるだろう。
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