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【韓国が逆転で優勝。日本は順位を下げ5位。】 |
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第36回クィーンシリキットカップアジア太平洋招待ゴルフチーム選手権は12日、マレーシアのSaujana Golf and Country Clubで最終ラウンドを行った。
2位タイでスタートした韓国が最終ラウンドにチームトータル139の5アンダーで逆転し優勝した。2006年から2012年まで6連覇し、去年はオーストラリアが優勝したが、今大会で合計16個目の優勝トロフィーを手にした。
2位は、最終ラウンドにて1オーバーでまわった中国。フィリピンは3オーバーで3位に終わった。
最終日を4位でスタートした日本は、最終ラウンドのチームトータル147の3オーバーでスコアを伸ばすこができず、チ
ームトータル138の6アンダーを出したオーストラリアに逆転され5位に順位を下げ終了した。
日本チームは、最低でも3位入賞というプレッシャーを感じながら最終日をスタートした。そのプレッシャーからか松原由美(大阪学院大学付属付属高等学校1年)と勝みなみ(鹿児島高等学校1年)は1番を左の林へ打ち込みいきなりのボギー。松原はスタート前からショットの調子が良くないことを感じていたが、その修正を出来ずに8番ホールではグリーンの上段へつけてしまい痛恨の4パットでリズムを崩した。13、16番とバーディーを取り返すが最終日を4オーバーで終え悔しさを噛み締めた。
勝は、前半を1オーバーで折り返すと、13番でダブルボギーを叩いた。その直後、気持ちを落ち着かせ攻める気持ちを思い出し14、16、17番とバーディーを奪い、最終日をなんとか2オーバーまで戻し終えた。
チームリーダーの森田遥(高松中央高等学校3年)は、2バーディー、3ボギーの1オーバーでスコアを伸ばすことが出来ず最終日を終えた。「3人のうち誰かが大きなアンダーを出さないと優勝は出来ないし、その誰かになりたかったが。」と自分を振り返った。
初日のチームトータル1オーバーから1打ずつスコアを落とし続けた日本チーム。優勝した韓国はもちろんのこと、日本に逆転し4位へ上がってきた古豪オーストラリアも最終日にはアンダーを出してきた。去年は1打差の2位であり、今年こそは優勝を手にしたかったが世界の壁が再び立ちはだかった。日本チームは悔しさが残る帰国となる。
個人の部は、中国の16歳Shi Yutingが3日間トータル7アンダーで、2位の台湾のSsu-Chia Chengに2打差をつけ優勝した。
日本チームは森田の3日間トータル1オーバーでの5位タイが最上位となった。
5月には韓国、台湾、日本の3カ国での公式団体競技ネイバーズトロフィーが行われる。9月にはいよいよ世界アマチュアゴルフチーム選手権が長野で開催される。結果が求められる日本チームは、この経験を糧に更なるレベルアップを要求されている。世界の成長よりも早く日本チームが成長しない限り、優勝という栄光は見えてこない。厳しい現実を突きつけられる大会となった。
詳細成績はこちらをご覧ください。
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