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【松原が最終ラウンドに69をマーク。復調の兆しに笑顔が戻る】 |
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ティーショットの不調に苦しんでいた松原由美(大阪学院大学高校1年)が、復調の兆しを見せた。
スタートの1番ホールで「会心のショット」というティーショットがフェアウェイに。アプローチを寄せきれず、5メートルのパーパットが残ったが、これをしぶとく決める。2番はボギーを叩いたが、4番でも5メートルをねじ込んでパーをセーブ。「前半の4ホールが勝負」と話していたが、必死のプレーで1オーバーパーで堪えた松原は、「1番と4番のパーセーブが大きかった。あれが外れていたら、昨日と同じ内容になっていたかも…」と、鬼門を潜り抜けて、本来のショットの切れを取り戻した。
7番で115ヤードの2打目をピッチン
グウェッジで2メートルにつけてバーディを奪い、前半をパープレーで終えると、13、14番で連続バーディ。16番でスコアを落としたが、17番では90ヤードの2打目を30センチ、最終18番は5メートルを沈めて、2度目の連続バーディでネイバーズを締めくくった。
「欲を言えば、もう少しスコアを伸ばせたかな?バーディチャンスも多かったし、ボギーも短いパットを外してのものだったので。でも、最後にチームに貢献できてよかった。チームメイトのみんなに感謝します」と、安どの表情を見せた松原。好スコアの要因は、やはりドライバーの復調。ドライバーショットでフェアウェイを外したのは2回だけと、これまでの苦しみが嘘のような内容だったが、「なぜ調子が戻ったのかは、わからないです…」と、半信半疑の状態は抜け切れていない。
それでも、「本当に調子が悪くて、すごい状態でしたので、この試合は想像以上に良い結果でした。何かのきっかけになりそうな気がします」という笑顔の松原は、少しだけ悩みも吹っ切れたようだ。「今回はアプローチが本当に良かった。ショートゲームの重要性を痛感しました」と、これまで武器にしていたドライバーが不調だったお蔭で気がつけたこともある。
昨年の日本女子アマでは、メダリストを獲得したが、決勝戦は37ホールの森田遥と熱戦を演じながらもランナーアップに終わり人目をはばからずに悔し涙を流した松原。復調したティーショットに加え、ネイバーズで自身を助けてくれたショートゲームに磨きをかけて、昨年のリベンジに臨む。
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