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【小浦はらしくない出入りの激しいプレー】 |
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ボギーを叩かない手堅いプレーが身上の小浦和也(専修大学4年)だが、最終ラウンドの小浦のプレーは、小浦らしくない出入りの激しい内容となってしまった。
4番(パー3)では、「今日のホールロケーションでは、打ってはいけない」グリーン右のバンカーにティーショットを打ちこみボギーが先行。5、6番で連続バーディを奪うと、10、11番とこの日2度目の連続バーディでスコアを3つ伸ばす。このまま、慎重なプレーを続けるかと思われた小浦だったが、「少しずつドライバーショットが左に出ていて…」と、小浦の生命線でもある正確性に陰りが見え始めていた。その不安は12番ホールのティーショットで的中する。右のラフに打ち込
み、この日2つ目のボギーを叩いた後、15番(パー5)はバーディを奪ったが、最終18番でティーショットを左にミスして、OB。「レフェリーに1打目がOBと言われた時は、これで韓国に逆転されて最下位になったらどうしようかと不安になった」と、チームに迷惑をかけるかもしれない恐怖心にとらわれた。それが影響したのか、4打目はトップ。アプローチも寄せきれず痛恨のダブルボギーを叩いてしまい、5バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの71。なんとかアンダーパーをマークした小浦だが、「最後の最後でダブルボギーを叩くなんて…まだまだ努力が足りないと言われたように思います」と、反省しきり。
小浦は飛距離は出ないが、ドライバーの方向性とアイアン、ショートゲームでスコアメイクしていくプレースタイルなのに、生命線のティーショットが不調になると「すべてが狂ってしまう」と、嘆く。「自分のスウィングが悪いのか、考え方が間違っていたのか、力が入りすぎていたのか…今はまだ、ティーショットの不調の原因はわかりません」と、首をかしげる。
3月にニュージーランドで行われた競技に出場した時には、アイアンショットの精度に不足を感じて、練習を重ねてきた小浦だが、チャイニーズタイペイではティーショットに課題が出た。「この試合で新たな課題を突き付けられました。しっかりとそれに向き合って努力したい」世界アマ代表に向けて、小浦に残された時間は多くはない中で、課題を克服できるか。勝負のときだ。
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