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【新垣と松原はともに大きくスコアを崩す】 |
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沖縄出身で風対策には自信を持っていた新垣比菜(興南高校3年)にとっても、オラカントリークラブを吹き抜ける強風には手こずらされた。「練習ラウンドではまっすぐ打てていたドライバーが、今日は風が荒れていた影響を受けてしまって、恐怖心につながって…」と、ティーショットの不調がボギーに繋がる苦しいプレーとなってしまった。スタートからティーショットが右に曲がりボギーを叩くと、3番では3パット、7番(パー5)はバーディチャンスを下り傾斜につけてしまい3パットのミスと落ち着かないプレーが続く。8番でようやく4メートルを沈めてバーディを奪ったが、このホールが第1ラウンドで唯一のバーディに終わってしまった。9番もボギーを叩いた新垣は、前半を3オーバーパーで終える。後半も10番でティーショットを右の林に打ち込むと12番(パー5)では1.5メートルのパーパットを決めきれない。18番ではティーショットを左のOBに打ち込みダブルボギーを喫していまい、結局、8オーバーパーでチームに貢献することが出来なかった。「明日はフェアウェイをキープして、アイアンの距離感を合わせられるように、マネジメントから考え直したい。準備してきたゲームプランを利用してスコアを作れればと思います。明日こそ、バーディをどんどん狙えるゴルフがしたい」と、生命線であるドライバーショットの調整に向かった。
一方、日本代表として本選手権3度目の出場となる松原由美(大阪学院大学高校3年)は、アプローチに精彩を欠き、10オーバーパーで第1ラウンドを終えた。オラカントリークラブで開催される国際競技にも3回出場し、チャンスホールと危険なホールも熟知しているはずの松原だったが、この日の天候には対応しきれず、経験を活かすことが出来ずに呆然自失。6番で70ヤードのセカンドショットを1メートルにつけてバーディを奪ったが、それ以外は、アイアンショットでグリーンをとらえきれず、アプローチは寄せきれない悪循環に。終わってみれば、1バーディ・5ボギー・3ダブルボギーの大ブレーキに「悔しい感情を通り越して、自分が情けなく感じます。今日のうちに、どうにか考えを整理して明日から巻き返せるようにプレーしたい」と言葉を絞り出すのが精いっぱいだった。
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