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【池田は「チームに迷惑をかけてしまった」と嗚咽を漏らす】 |
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第3日
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競技報告:JGA 写真:Y. Watanabe |
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池田悠希(秀岳館高校1年)は、プレーを終えて最終組でプレーする石徳を18番グリーンサイドで出迎えた。チーム戦で3位という結果に終わった現実にうなだれる池田を見た金谷に肩を抱かれてクラブハウスに戻ってきたとき、池田の目に光るものがあった。池田は嗚咽とともに「メンバーの皆さんに迷惑をかけてしまいました」と、目を伏せた。
最終ラウンド。気迫のこもったスウィングで1番のティーショットを300ヤード近く飛ばしてバーディスタートを決めた池田だったが、直後の2番で3パットのボギー。その後もバーディを奪ったかと思えばボギーを叩く出入りの激しいゴルフで、なかなかスコアを伸ばせない。ようやく15番で訪れた1
メートルのバーディチャンスを「タッチを合わせて弱めに流し込もうとしたんですが、思ったよりも傾斜があったのか…ホールの手前で切れてしまって…」パーに終わると、そこからは、「短い距離を外したことで、パットに不安感を持ってしまって…それに、アンダーパーにしないといけないという焦りもあった」と16番からよもやの3連続ボギーを喫してしまった。
終わってみれば、4バーディ・6ボギーの74。2オーバーパーでチームに貢献できずにネイバーズトロフィーを終えた。「パッティングが大事ということは、もちろんわかっていましたが、1度のミスでここまで不安になるなんて…」と言葉少なに話す池田。「韓国の選手は、飛距離も出るし曲がらない。勝負所のパッティングも必ず決めてくる」と初の日本代表でライバルたちの実力の高さを思い知らされた。
「自分も、もっとティーショットに正確性を求めたい。大事なパットも決められるようにならないと…」同年代の日本選手とのプレーだけでは、感じられない世界との差を痛感させられた池田。日本ジュニアを連覇した実力は疑う余地がない池田が、この試合で味合わされた悔しさをバネに出来るか。夏の霞ヶ関CCでのプレーに池田の真価が問われる。
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