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【チームの快進撃を支えた西村は「優勝メンバーとして自覚を持って頑張りたい」】 |
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西村優菜(大阪商業大学高校2年)もホールアウト後に最初に口をついた言葉は、「辛かったです」というものだった。
3番で3メートルを決めきれずボギーが先行した西村。7番で1メートルを外して3パットのボギーが呼び水となってしまったのか、11番まで5連続ボギーを喫し、「どうにかボギーを止めないといけないと焦りにつながってしまった。その間に、韓国の選手がバーディを獲ったり…少しずつ優勝争いを意識するようになっていった」と、西村は追い込まれていた。
しかし、ここからが西村の真骨頂だった。「ボギーが止まってからは、風も強くてバーディチャンスもなかったし、とにかくパーを重ねることを第一にゲームプラ
ンを組み立てました。攻めたらボギーに繋がるので、とりあえず耐えよう」と必死にパーセーブを続ける。「韓国とは競っていると感じていたし、阪本キャプテンから同スコアのときには、不採用スコアが重要だと言われていたので、1打1打を丁寧にプレーすることを心がけた」と、持ち前の安定したプレーを見せてスコアカード通りのプレーで、チームに三度貢献した。韓国を2打差で振り切ったことを知ったときには、「めちゃくちゃ嬉しかった。メンバーの状況もわかってはいなかったので、勝ったと聞いてホッとしました」と、喜びが爆発したのも、今日1日の苦しいラウンドを乗り切ったからこそ。
「韓国も強かったけれど、試合への考え方、ゲームプランをしっかりと作って、戦略を一つ一つ細かく立てていけば、こうやって結果として勝てることもわかった。すごい経験になった」と、他のメンバーと同様、優勝という結果に繋がったプロセスの大切さを身にしみて感じた西村。「これからも優勝メンバーとして、自覚を持って頑張っていきたい」日本代表としての誇りが生まれた西村。そして、一つの勝利がもたらす化学変化を西村もまた、心の内に感じている。
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