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【西村が持ち前の安定感を発揮。個人戦2位でチームを牽引】 |
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第1ラウンドを終えて5アンダーパーの単独首位の活躍を見せた西村優菜が、持ち前の安定感を見せて2日連続で日本チームを牽引した。
「はじめはショットが良くなかった。チャンスがなかった」とスタート時は本調子ではなかった西村だったが、ピンチを凌ぐ粘りのゴルフで7番までパーを積み重ねる。迎えた8番(パー3)で7メートルの上りストレートラインを決めてこの日初バーディに「良いパーを拾えたホールもあったので、我慢強くプレーできた」と、前半を1アンダーパーで終えると、耐え抜いたゴルフが後半に実を結ぶ。
「10番から15番までがチャンスホール」と考えている西村の思惑通り、10番で126ヤードの2打目を9番アイアンでピンを刺してバーディ。12番は2メートルの上りフックラインを読み切ると、14番は下りスライスラインの2メートルを決めて3つスコアを伸ばす。「後半、ショートアイアンの調子が戻ってきて、プラン通りのプレーが出来た」と満足げな西村。17番はボギーを喫したが、4バーディ・1ボギーの69で通算8アンダーパーにスコアを伸ばし、個人戦2位で最終ラウンドのチーム戦、個人戦の逆転タイトル獲得に好位置をキープした。
ショットの安定感が持ち味の西村だが、それに拍車をかけているのはコースマネジメント力の向上だと言う。「ナショナルチームに所属してから、気持ちの面で焦りがなくなった。例えばチャンスホールでバーディが獲れなくても、無意味に不安になることがなくなった。しっかりとミスを分析して、気持ちを切り替えることが出来るようになった」と自分の成長を実感している。
16年ぶり7度目の日本チーム優勝は、昨年大会のリベンジもかけて「ここまで多くのチームが接戦になるのは珍しいと思う。1打1打が重要になるので、ルーティーンをしっかり守りたい。自分のゲームプランに集中すること。明日も飛距離が出る選手と一緒にプレーすることになるかと思いますが、慣れているので大丈夫」と、ナショナルチームで培ったマネジメント力と自分の力を信じて、己との戦いに集中することを誓った。
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