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競技報告
【男子チームが通算-21で大会3連覇を果たす】
第3日
桂川有人
中島啓太
米澤 蓮
久常 涼
「2019年度ネイバーズトロフィーチーム選手権」は4月19日、宮崎県宮崎市のトム・ワトソンゴルフコースで第3ラウンドを行った。韓国と18ストロークの大差をつけて最終ラウンドをスタートした日本チームは、メンバー全員が一丸となって18ホールのヴィクトリーロードを進んでいった。
個人戦首位に立っている桂川有人は、この日も勢いは止まらず5アンダーパーをマークして個人戦優勝。中島啓太も4アンダーパー、米澤蓮も1アンダーパーで続き、不採用スコアの久常もパープレー。この日、日本チームは10アンダーパーをマークして通算21アンダーパーで2位のチャイニーズタイペイに34打差、3位の韓国に37ストロークと更に差を広げる圧勝で、本選手権6勝目を大会3連覇で華を添えた。

2日間、好調なプレーでチームを牽引してきた桂川有人。最終ラウンドも「今日は良いスタートが切れた」と2、3番で連続バーディ。4番でボギーはあったものの、5番でバウンスバックを決めると7番(パー5)でイーグル、8番バーディと圧巻のプレー。前半で5つスコアを伸ばした桂川は、後半パープレーに終わったものの、67をマークして連日のチームトップスコアを叩き出した。「今日のラウンドとスコアには満足している。最高のプレーが出来た」と充実した表情を見せた桂川。「これまでと違ってラウンドを進めていくごとに調子が上がってきた。冷静に、ポジティブに考える事ができるようになった」と個人戦優勝に自信も深めたよう。昨年、日本学生を制し、日本オープンでも第2ラウンドを終えて首位に立つなど潜在能力の高さを示した桂川。日本代表として初めて臨んだ本選手権は、さらなる飛躍のきっかけになった。

中島啓太もまた、プレーとキャプテンシーで存在感を示した大会となった。最終ラウンドもバーディスタートを決めると、3番で80ヤードの2打目を4メートル、4番では100ヤードをウェッジでピンを刺し連続バーディなど前半で3アンダーパー。後半は1つスコアを伸ばすにとどまったが、この日4アンダーパーで桂川とともにチーム優勝に貢献した。朝の朝食時には、チームメンバーを前に、オーガスタで懸命なプレーを続けるライバルである先輩の金谷拓実の姿を引き合いに出し、「日本代表として、個々でプレーできる喜びと感謝を持って、金谷先輩のように最後まで諦めずプレーしよう」とチームを鼓舞した。その言葉で、さらに結束を強めたメンバーは、他チームにつけ入る隙を与えずに差を広げるプレーで応えた。昨年のアジア競技大会で団体・個人金メダルを獲得した中島が、チームの中心としての自覚から見せたキャプテンシーは、ゴルフだけでない彼の精神面での成長を示すものだった。

ここまでパッティングに苦しんでいる米澤蓮は、この日もグリーン上で天を仰ぐ場面が多かった。3番でボギーを喫したが、距離の短い4番(パー4)では、他の選手がレイアップする中、積極果敢にドライバーを一閃。1オンを果たしバウンスバックを決めるなど、思い切りの良さが光るラウンドで、3バーディ・2ボギーの1アンダーパーでフィニッシュ。しかし、「この3日間、アプローチ、パットの調子が上がらなくて。ショートゲームの不調がショットへのストレスになってしまった。もっとスコアを伸ばせる感じはあったのに、それを自分で逃してしまった。まったく満足できません」と、口をつくのは反省の言葉。ただ、3日間アンダーパーをマークしたことは、「これまでなら1日はオーバーパーを叩いていたと思う。3日間しっかりとスコアを作れたことは、自分が成長出来ている証だと思う」と収穫もあった。「チーム優勝は、本当に嬉しく思う。でも、この試合を冷静に振り返って、自分がもっと良いゴルフが出来るようにしたい」と、最後まで自分に厳しい視線を向け続けた。

久常涼の最終ラウンドは、3バーディ・3ボギーのパープレー。残念ながら不採用スコアで終戦となった。「出だしからティーショットを左の林に打ち込んで、3パットのボギー。なかなか波に乗れなかった」と肩を落とす。「チーム優勝は嬉しいですが、個人的には悔しい結果に終わった」と笑顔は見られなかった。「ティーショットとパッティングの精度が低い。このままでは世界では戦えない。詰めが甘いと感じた」と課題が明らかになった久常。彼の高みを見据える視線がある限り、これからも成長を続けられると思わせる3日間だった。


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