2020年度(第53回)日本女子オープンゴルフ選手権競技
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Championship Reports
競技報告
【攻めのゴルフに転じた仲宗根澄香が一気に3位タイに】
第3日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Y. Watanabe
仲宗根澄香は、第3ラウンドで7バーディ・ノーボギーの65をマークして通算5アンダーパー。40位タイから一気に3位タイに躍り出た。前半は、1番(パー5)。4番、7番のパー3でバーディ。後半も、14番は2メートル、15番は4メートルを沈める連続バーディ。さらに17番は5メートル、18番は3メートルを入れてのバーディだった。気持ち良いほどパッティングが決まったという。「今週は、全体的にいい感じで来ていたんですけど、(昨日まで)パッティングのタッチが合わなかったりしていました。昨日の夜に、いろいろ考えていたときに、あ、迷いすぎだなと思って、いちばん最初に浮かんだイメージを信じて打とうというのを、今日の
テーマにしていて、あとは2サムだったのでリズムよくプレーできたのがスコアにつながったのだと思います」と話した。

「それに昨日までは(予選通過を意識して)セーフティな攻め方だったんですけど、今日は、予選通って、伸ばすだけだったので、どんどん攻めることができました」と、まさにムービングサタデーを実践した1日だった。

シーズンオフからのトレーニングの成果もあったという。「感じるものがあって。基礎体力があがりましたし、飛距離、安定性にも支えられているというか、そういうところで好調を続けられているのは、トレーニングの成果だと思います」という。昨年は、ステップアップツアーで2勝、本選手権には最終予選を勝ち抜いての出場と着実に力をつけている仲宗根だ。本選手権が始まる前に「優勝は20アンダーパーじゃないか」という声もあがっていた。「いや、私にとっては、20アンダーパーが優勝とかそういうふうに感じることはできませんでしたよ。そんな話がでるなんて、みんな上手いんだろうなと(笑)。ですから、私にそこ(のレベル)を目指せるものでもないので、私ができることをしようと、逆に吹っ切れたのかな。渡し的には、練習ラウンドをしていて感じたことは、(1日)1アンダーパーぐらいかなって。ですから今日も71を頭に置きながらプレーしていました。ピンの位置によって、いくらでも難しくできるコースですからね」と、少欲知足の気持ちが、65というビッグスコアにつながったのかも知れない。

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