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競技報告
【コースレコード更新の63をマークした中島啓太が首位に並ぶ】
第2日 競技報告:三田村昌鳳 写真:W.Yoshitaka
スタート前に、午前スタートで首位が通算9アンダーパーになっているという情報が入った。中島啓太は、この日は午後組の遅い時間帯だった。

「その話を聞いて、首位に近づけるようにしようという思いでスタートしました」という中島は、イーブンパーのスタートだった。つまり18ホールで9アンダーパー出さないと追いつけない計算だ。日本体育大学の後輩の鈴木隆太も通算6アンダーパーにスコアを伸ばしており、「隆太とは、練習とか食事とか、よく一緒にしているんですよ。全日で悔しい思いをしていて、涙を流していたのを見ていたので、きっとこの試合は気合いれて来るだろうなと思っていました。いいやつですよ」と後輩を気遣いながら
も先輩の意地をだそうと目論んでいたのだろう。中島は、ホールアウトして仲間とあったときに、両腕を広げて、しっかりと両拳を握りしめるガッツポーズをみせた。

10番からのスタート。11番(パー5)でいきなりイーグル奪取だ。2打目をグリーン右までつけて、そこからのアプローチがチップインでのイーグルだった。13番(パー5)でも4メートルを沈めてバーディ。最大のピンチは、17番(パー4)だった。池超えのティーショット。しかしフェアウェイ右半分は、第2打が難しくなる。さりとて、左に行き過ぎても危険がある。選手たちは、ティーイングエリアで「立ちにくい」といい。ボギーを打つ選手も多い。中島は「コースなりに軽いドローボール」狙いだが、少しドローが効きすぎて、木に当たり、それが池に入った。グリーン上にようやく4オン。6メートルの距離を残した。「最大のピンチ。あのボギーパットを沈められたから、後半につながったかも知れません」と、ナイスボギーで切り抜けた。すかさず18番でバーディ。前半を33で回った。

そして後半の1番(パー4)でバーディ。2番(パー4)でバーディ。いずれも6メートル、8メートルという距離を沈めていた。
5番(パー5)では2オン2パットのバーディ。6番、パーのあと、7,8、9番と連続バーディの6アンダーパー、30。通算9アンダーパーの63でホールアウトした。日本大学の出利葉太一郎と並んで首位タイで終えた。
中島がこのコースで心がけているのは「グリーンを狙うショットは、ピンの上につけない」ことである。「それがたとえ、7メートル、8メートルという長い距離についても、上にはつけない。長さではなく、上りのパッティングを残すこと。そのジャッジができているうちは、今日のようにショットに不安があっても、なんとかなると思うんです。その判断を間違えないように残り36ホールを回りたいです」と語った。事実、中島のバーディパットは、すべて上り傾斜からだった。ショットになにがしかの不安があるという中で、マネジメントやジャッジメントでカバーするだけの底力が、いまの中島にはあるということなのだろう。

ちなみに、自己ベストのスコアは、61で昨夏に古河ゴルフリンクスで達成している。公式競技では、63は、初めてだろう。
世界アマチュアゴルフランキング1位というプライドを見せてくれたラウンドだった。


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