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公益財団法人日本ゴルフ協会は、当協会主催ナショナルオープンゴルフ選手権開催にあたり、「第30回日本シニアオープンゴルフ選手権(9月17日~20日:鳴尾ゴルフ倶楽部(兵庫県川西市))」については、一般非公開での開催およびプロアマ大会の中止をすでにお知らせいたしましたが、「第53回日本女子オープンゴルフ選手権(10月1日~4日:ザ・クラシックゴルフ倶楽部キング・クイーンコース(福岡県宮若市)」、「第85回日本オープンゴルフ選手権(10月15日~18日:紫カントリークラブ・すみれコース(千葉県野田市))」についても、一般非公開で開催し、本選前のプロアマ大会、チャンピオンズディナーの中止を決定いたしました。
なお、本決定により2020年度ナショナルオープンゴルフ選手権の入場チケットは全て無効とさせていただきます。前売り券などの払い戻しにつきましては、近日中にJGAホームページでご案内いたします。
また、当協会では、ナショナルオープンの一般非公開による開催ならびにプロアマ大会中止による収益の大幅な減額と、出場選手並びにナショナルオープンに関わるすべての方々の安全確保のための感染防止対策についての諸経費の大幅増額を見込んでおり、経費の見直しを続けてまいりました。その結果、苦渋の決断ではありますが、やむなく本年度の各ナショナルオープンゴルフ選手権の賞金総額を一律25%減額し、日本オープンゴルフ選手権を従来の2億1,000万円から1億5,750万円、日本女子オープンゴルフ選手権を従来の1億5,000万円から1億1,250万円、日本シニアオープンゴルフ選手権を従来の8,000万円から6,000万円とすることを決定いたしましたことをお知らせいたします。
厳しい状況の中にあっても、ナショナルオープンを通じて多くの方々にゴルフの素晴らしさをお伝えすることが公益法人である当協会の使命であると考え、今回の結論に至った次第です。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
(公財)日本ゴルフ協会 戸張 捷 常務理事(オープンゼネラルプロデューサー)コメント
「当協会は、我が国のナショナルオープンを安全に開催する方法を感染症専門家や関係者の皆様、開催倶楽部と検討を重ねてまいりました。その結果、新型コロナウィルス感染症拡大を防止するために、日本シニアオープンゴルフ選手権に続き、日本女子オープンゴルフ選手権並びに日本オープンゴルフ選手権の一般非公開での開催、プロアマ大会の中止、そして各オープンのチャンピオンズディナーを中止することを決定いたしました。ナショナルオープンの観戦を楽しみにしていただいたゴルフファンの皆様には大変申し訳なく思っています。選手たちの素晴らしいプレーを観戦いただくことで、ゴルフの素晴らしさをお伝えする機会を失うことは、非常に厳しく苦しい決断でありました。ゴルフファンの皆様には、何卒ご理解を頂きたく存じます。このような状況の中にあっても、最高のコースコンディションで選手を迎えるために、本年度ナショナルオープンの開催コースである鳴尾ゴルフ倶楽部、ザ・クラシックゴルフ倶楽部、紫カントリークラブの関係者の皆様には、日々コースメンテナンスに取り組んでいただいております。共催のNHKによる放送の準備が進んでおりますので、最高の舞台で選手たちが見せるプレーをテレビを通してお楽しみいただければ幸いです。
また、一般非公開での開催並びにプロアマ大会の中止を決定することにより、大幅な減収となる一方で、感染症拡大防止策の徹底に伴う諸経費の増大が見込まれています。大会経費について、様々な角度からコスト削減を検討しておりますが、現段階において、賞金総額についても見直さざるを得ない状況となりました。今年度限りの措置であることを望みます。歴史と伝統のナショナルオープンを、今回の事態で中断させないために、賞金総額の減額という苦渋の決断に至ったことをご理解頂きたお願い申し上げます」
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