参照1:
「ゴルフ規則の本質と精神について」(4ページ)
数あるスポーツの中でゴルフ競技の大きな特徴のひとつは、通常審判員が立ち会わないということです。それは、ゴルフがフェアプレーを重んじるスポーツであって、「ゴルファーはみな誠実であり、故意に不正をおかす者はいない」ということが基本的考え方になっているからです。また、ゴルフゲームには、予測できない事態が生じたとき、適用できる規則がないときは、公正の理念に従って解決してきたという歴史的風土があり、そこにゴルフ規則の本質と精神をうかがい知ることができます。
もちろん、ゴルフ規則書の中にも罰則はありますが、それはゴルフ規則を知らなかったり、過失によってその処置を誤ったプレーヤーに対して、競技全体の公平をはかる観点から決められたものです。ですから、ゴルファー一人ひとりがゴルフ規則を知って自主的に規則を守るようにすることが大切なのです。 |
参照2:
「第一章エチケット ゴルフの精神」(12ページ)
他の多くのスポーツと違って、ゴルフはほとんどの場合審判員の立ち会いなしに行われる。また、ゴルフゲームは、プレーヤーの一人一人が他のプレーヤーに対しても心くばりをし、ゴルフ規則を守ってプレーするというその誠実さに頼っている。プレーヤーはみな、どのように競い合っているときでもそのようなことに関係なく、礼儀正しさとスポーツマンシップを常に示しながら洗練されたマナーで立ちふるまうべきである。これこそが正に、ゴルフの精神なのである。 |
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