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「ゴルフと私」 |
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長谷川 仁子 龍谷大学3年 |
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私がゴルフを始めたのは高校2年生の冬のことでした。身長170cmという私の体格を見たゴルフ同好会の先生が勧めてくださったのがきっかけでした。初めて握ったクラブは7番アイアンでしたが、ゴルフ練習場での記念すべき初スイングで放たれたボールは60ヤードほど弱々しく飛んだだけでした。しかし、この一振りがその後の私の生活を大きく変えることになりました。
あれから丸4年。ただ「上手くなりたい」という気持ちだけで今日まで練習し続けてきました。大学の講義の合間をみては近くの練習場に通い、また大学に戻って講義を受け、夜にまた練習場に行くという生活を送ることもよくありました。大学生になってラウンド数と試合数が増えた為、講義に出席出来ない事もありますが、理解のある先生方や、欠席した時の講義内容を教えてくれる友達のお陰でなんとか今まで授業についてゆき順調に単位を取得することも出来ました。
試合経験を積むにつれてスコアも年々良くなってきて、ゴルフを始めて4年目の今年は私にとって一番印象に残る年となりました。平均ストロークも80程度になり、昨年5位の福井県女子アマチュアゴルフ選手権では最年少で優勝することが出来ました。この大会での優勝はゴルフを始めたときからの一番の目標でしたので、私に大きな喜びと自信を与えてくれました。また、今年は関西女子1部校学校対抗戦で初日75、二日目70という、私にとってもまた出場選手の中でもベストスコアでラウンドすることができ、最優秀選手賞をいただきました。ゴルフ部の女子リーダーとして女子選手を引っ張っていこうと頑張ってきた結果がすばらしい賞に結びつきとても嬉しく思っています。この大会で龍谷大学女子は1部3位から2位にあがり、朝日杯の出場権を頂きました。そしてその全国大会の朝日杯では本学ゴルフ部史上最高の5位になることができました。私が入学した頃は関西の1部残留が精一杯でしたが、まさか3年でこんなにレベルアップするとは誰もが予想していなかったことだと思います。
来シーズンはゴルフを始めて早5年目になり、大学生活最後の年ともなりますので、平均70台でラウンドできる選手になって、福井県女子アマを連覇し、団体では全員で頑張り全国大会で3位以内に入賞する事を目標としています。
初スイングの一振りから思ってきた「上手くなりたい」という気持ちは今も全く変わっていませんし、きっとこの先も変わらないでしょう。なぜならゴルフには「これでいい。これで十分。」という限界がないのですから。貪欲に私が向上心を持って頑張る限りゴルフはいつまでも私に目標を与えてくれるはずです。私は人生に生き甲斐と喜びを与えてくれたゴルフにとても感謝しています。 |
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