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| 「ゴルフと私」 |
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| 高山 準平 春日丘高等学校3年 |
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小学生時代は野球に夢中でした。しかし、野球で自分をアピールすることが出来ず悩んでいた時、ゴルフに出会いました。父親のゴルフ練習に付き合わされた、中学一年生の時でした。そんな単純なきっかけが私をゴルフにのめり込ませたのでした。
体の小さかった私は、家にあったレディース用のクラブで練習しました。あとで私が入学する春日丘高校のゴルフ部の先輩の影響もあり、その上、父に厳しく指導され毎日が必死でした。その甲斐あって、「試合に出てみろ」という言葉にうながされ、何試合か出場しましたが成績はいまひとつでした。ゴルフを止めてしまおうと思ったこともありました。しかし、指導者である父に助けられ、励まされて練習した結果、中学二年生の春の大会で優勝することが出来ました。あの時の感動が今日の私の心の支えになっています。
高校に入学してからは、恵まれた練習環境でゴルフをすることが出来ました。技術的にも人間的にも目標にしていた先輩はすでに卒業していましたが、ラウンド練習、打球練習のよきアドバイザーとなってくれました。
また、顧問の先生による工夫された体力づくりと練習メニュー、厳しい生活面での指導、勉強との両立の全てが私のゴルフにとても大きなプラスとなりました。そんな日々の積み重ねが高校三年生に大きな成果となって実を結びました。
世界ジュニアゴルフ選手権への派遣、最大の目標であった日本ジュニア選手権のビッグタイトルを手にすることも出来ました。
しかし、高校入学後全てがうまく運んだわけではありませんでした。中学チャンピオンの実績がいつの間にか、私を別な方向へ進ませていました。そのことに気付かせてくれたのは、高校二年生のあのスランプでした。試合に出るのも恐ろしいくらいな大きなスランプでした。でも、「どんな事でも、技術だけではなく、心や体を鍛えてこそ」と苦しんだ末に答えを見つけました。
その年の冬の厳しいトレーニングを耐え抜き、誰にも負けないくらいの忍耐力と体力を鍛え上げることが出来ました。すると、迷いが消え、進むべき方向がはっきりと見えてきたのです。この経験での精神的な成長は私のゴルフに対する考え方を大きく変えてくれました。
私は将来、プロゴルファーになりたいと思っています。しかし人生最大の目標は、人々に夢を与え、感動を与え、勇気を与えられるプレイヤーになることだと決めています。
そのためには、今まで以上に全てを鍛える覚悟です。
ゴルフは私自身にとって人生そのもの。だからこそゴルフを通じでこれまで以上に多くを学び、一歩一歩着実に自分の足で歩んで行きたいと思います。
ここまで私を支えてくれた人達に感謝すると共に、私のさらなる成長がその人達への恩返しだと思って努力して行きます。 |
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