|
|
|
|
|
|
|
「ゴルフと私」 |
|
宮里 藍 東北高等学校 |
|
|
|
ゴルフを始めてから、早十四年が過ぎようとしています。私はこの十四年間ゴルフを通じて様々な事を体験し、勉強してきました。小学校の頃は、「勉強とゴルフを両立させる事」という約束を父と交わし、本格的な練習はありませんでしたが、その分基本的なマナーを身につけていきました。特に厳しく注意されたのがあいさつで、ゴルフから離れた場所でも必ず意識してやるように心がけました。
また、中学校に入ってからは積極的に学校の行事に取り組み、生徒会にも入りました。そういう中で、ゴルフの練習を続けるのはハードな事で思うようにいかない時もありましたが、家族で常に支え合いその状況を楽しめる環境が私にはいつもありました。今となってはその環境があったからこそここまでこれたのだという自信にもつながっています。
高校に進学してからは、ゴルフを中心とする生活が始まり、遠い沖縄を離れてたくさんの仲間と励まし合いながら練習をこなしました。試合の成績も少しずつ上がっていき、海外での経験も増え、日本から世界へと視野も広がりました。そして昨年。私は念願の日本女子アマチュア選手権、日本ジュニア選手権、更にはダンロップ女子オープン優勝と、自分でも驚く程の結果を残すことができました。高校生活を締めくくる年としては、最高の年であったと思います。このような成績が残せたのも、東北高校の先生方の理解と周囲の方々の応援があったからだと思います。ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。今年からはプロとして試合に出場するので、お世話になった皆さんに少しでも恩返しができるように楽しめるプレーをしていきたいと思います。
最後に、私にとってゴルフは常に追いかける夢でありますが、今後はゴルフを離れても人として良い人でありたいと思います。まだまだ未熟な点はたくさんありますが、将来全米女子オープンで多くのギャラリーから拍手をもらえるような、爽やかな選手を目指してひたすら努力していきたいと思います。 |
|
|
|
|