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「ゴルフと私」 |
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諸見里 しのぶ
おかやま山陽高等学校3年 |
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私はゴルフを始めて9年になります。初めて出場した試合で、50人中23位になり、その時、「もっと練習したら上位に入れるかもしれない。」と思い、それから真剣に練習を始めました。ここから、私のゴルフ人生が始まりました。更に、中学生では全国大会に出場して優勝することができ、更にゴルフに集中するようになりました。
そして、ナショナルチームの合宿に呼んで頂けるようになり、ゴルフしか分からなかった私にとって、多くの事を学べる機会を頂きました。ナショナルチームに入って一番初めに言われたことはマナーについてでした。ゴルフのラウンドの時もそうですし、それ以外の生活面でも多くの注意を受け、今まで自分が何気なくしていた行動が、周りの方にしてみたらあまり良いことではなかったと知り、大変ショックを受けたのを覚えています。しかし、それからは他人のことを考えて行動する事ができる様になりました。ナショナルチームの合宿では、4日間という短い期間で、ルールや英会話、フィットネスや栄養学等を学べ、大きな経験になりました。もし、ナショナルチームの一員となっていなければ、ゴルフの事しか分からない人間になっていたと思います。そして、第26回クィーンシリキットカップでの個人優勝は、自信につながりました。多くの国々の選手と一緒にプレーし優勝した事は、こらからのゴルフ人生において大きな財産になりました。
高校では親元を離れ、岡山で寮生活をする様になったのですが、初めて自分で洗濯物をしたり、部屋の片づけをしたり、1人で練習に行ったりと、何でも1人でするのは大変で初めて親の大切さが分かりました。そして、両親だけでなく、たくさんの方々が私の事を支えてくれていると初めて実感することができ、すごく心強くなりました。岡山にいた3年間は私にとって、とても貴重な経験で人間的に成長できたと感じています。
今年の4月から社会人として活動を始め、8月にはプロテストを受け、プロゴルファーとしての道を歩んでいきます。プロになるという事は、今まで以上に大変なことがあると思いますが、それに負けないよう頑張っていきたいです。そして、応援してくださる方がいるからこそ、ゴルフができるという感謝の気持ちを忘れず、多くの人たちに感動を与えられるようなプロゴルファーとしてがんばっていきたいです。 |
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