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私がゴルフを始めたのは10歳の頃、双子の妹が新体操を始め、遊び相手がいなくなった時、プロゴルファーの母からの勧めで、一緒に練習場に行くようになったことがきっかけでした。その時、私にとってのゴルフは暇つぶしのような遊び感覚でした。
私が初めて競技に出場したのは11歳の時、ホームコースの月例でした。その日の天候は、台風のような悪天候で、棄権する選手が続出し、私もハーフを回って棄権してしまいました。迎えに来た母に「悪天候を理由に子供だから棄権をするということは許されないんだよ。競技には大人も子供も関係ない。棄権したということは、どんなに悪いスコアでも最後までホールアウトした人に負けているんだからね。」と言われ、とても悔しく思い、二度と同じことをしないと心に誓いました。
中学に入り、ジュニアの試合に出るようになって、一年生の時、初めて全国大会に出場することができ、全国のレベルはどのくらいなのかと楽しみにして行きました。しかし、練習ラウンドで他の選手のショットの正確さや自分よりもはるかに飛ぶ飛距離に圧倒されてしまい、自分のゴルフに自信を無くしてしまいました。私が想像した以上に全国のレベルは高かったのです。何をやっているのか分からないうちに三日間が過ぎてしまい、最下位という散々な結果に終わりました。私は今までにない屈辱を味わいました。あの時の悔しさは今でも忘れられません。それからはその悔しさを絶対に見返してやるという思いから、練習を真剣にするようになりました。あの経験が無かったらこんなにゴルフに夢中になることはなく、ゴルフを好きになっていなかったでしょう。今ではあの経験があったからこそここまでこれたのだと思います。
そして、昨年は私にとって良い年となりました。日本女子アマチュア選手権に初出場しベスト32、マッチプレーでは一回戦で負けてしまいましたが、良い経験をすることができたと思います。高校の団体戦では優勝し、二連覇達成。一年生の時は補欠でしたが、二年生ではメンバーとして出場し、チーム内トップのスコアで優勝に貢献できた事が嬉しかったです。そして日本ジュニアゴルフ選手権競技で優勝。プレーオフをするのは初めてでした。私は高校に入学してから東北大会でも優勝をしていなかったので、この結果に自分でも驚きました。また常に東北高校の中でトップの成績を目標にしていたことが優勝に結びついたのだと思います。このような成績を残せたのも、東北高校の先生方やお世話になった方々、そして私を支えてくれた家族のおかげだと思います。
私はゴルフを始めてたくさんの人に出会い、喜びや悔しさなどを感じることができ、努力する大切さを学びました。また、マナー・エチケットからはゴルフだけでなく私生活においてもとても大切なことだと思いました。私は今、ゴルフという夢中になれることに出会えて良かったと思っています。四月からは三年生となり、ジュニアゴルファーとして最後の年になります。悔いの残らぬよう一日一日を大切にしていきたいです。 |
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