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私は、十歳からゴルフを始めました。父の練習について行った事がきっかけでした。球を打っている時の楽しさが、私を夢中にさせました。毎日、学校が終わるとすぐに自転車で練習場へ行き、時間の許すかぎりアプローチや、パットの練習をしていました。時間がない時は、庭で素振りをするなど、とにかく練習をしているだけで幸せな気分だった事を覚えています。
中学校へ進学するにあたり、私は、どうしてもゴルフ部のある学校へ進学したくて、自宅から二十キロほど離れた中学校に自転車で通う事にしました。今、思うと、毎日往復四十キロも自転車に乗っていたおかげで下半身が鍛えられたと思います。それから数々の試合に出場し、中学二年で「関東ジュニア選手権」に初めて優勝する事ができ、三年生では、「全国大会」に優勝しました。毎日の練習の成果が良い結果として表れてきたのは、この中学時代からでした。
そして、高校へ進学してからは、成績だけでなく自分の考えた通りの攻め方ができるようになるなど、ゴルフの内容も良くなり、入学した年の「関東アマチュア選手権」で優勝できました。関東アマチュア選手権は、四日間の競技で、ジュニアの試合より、体力と精神力が必要でした。この優勝で、自信もつき、我慢のゴルフというのがどういうものなのか経験できました。そしてこの、「関東アマチュア優勝」というのがきっかけで、ナショナルチームの合宿に招いて頂き、念願のナショナルチームに入る事が出来ました。その後、ナショナルチームとしての試合では、一試合も出場できませんでした。その悔しさをバネにして練習に励みました。そして次の年には、ナショナルチームの一員として、「四カ国対抗戦」や「ノムラカップ」に出場させて頂きました。どちらとも団体としては、良い成績ではありませんでしたが、個人としては、ニ試合とも納得のいくプレーができ、そして何よりも海外の選手と交流がもてた事は、大変有意義で、貴重な体験となりました。
最後に、ゴルフを始めた事により、多くの素晴らしい方々と巡り会う事が出来ました。その人達は、僕にとって大きな財産であり、日頃から感謝していきたいと思います。そして家族と、周囲のお世話になった方々のためにも、将来は、少しでも早くプロになり、世界を舞台に活躍することで、恩返しをしていきたいと思っています。 |
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