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「ゴルフがくれたもの」 |
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矢嶋 里菜
聖心女子大学4年 |
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この春いよいよ大学卒業という節目を迎え、改めて4年間の学生生活を振り返ると、こんなにもゴルフに夢中になれたことが嬉しい。ゴルフは私に喜びをプレゼントしてくれた。
試合での緊張に耐えられたことも、目標を失いかけ練習を疎かにしていた自分から脱出きたことも、全て応援して下さる方、期待して下さる方々がいらしたからこそであり、その力は私に想像以上のパワーを与えてくれる。やり遂げたときの充実感、そしてその期待に応えられたことが私の喜びとなっている。
それまで知らなかった自分を発見できたことも、とても新鮮な出会いだった。競技中に心の中に現れる何人もの自分。弱気にさせたり叱咤激励したりする私や、思っていた以上に底力があり、限界に挑戦しようとする私等。困難な時こそ自分自身を信じることが大切だと、そこからが全てのスタートだとゴルフは教えてくれた。
ゴルフは努力した分も怠けた分も、それが必ず結果に表れるスポーツだと思う。だからこそ自分をマネージメントする必要がある。審判がいないスポーツという点だけでなく、この点からも自分に正直に向き合うことが大切なスポーツなのだろう。ゴルフは私に素直な気持ちを持たせてくれる。
大先輩からは、ご自身の競技経験やゴルフの伝記のエピソードを教えて頂く機会や、ご一緒にプレーして頂く機会にも恵まれ、世代を超えて何かを共有できるゴルフというスポーツの素晴らしさを実感することもできた。卒業後もゴルフを続け、いつか私自身も人に何かを伝えていけるようなゴルファーになりたい。
今、ゴルフというスポーツに出会えて本当に良かったと思っている。体育会ゴルフ部に所属し、初めて仲間の存在の心強さや試合の楽しさを知ることができ、夢中でゴルフに打ち込んだ経験や姿勢が、これからもあらゆる面で私を支えてくれると信じている。学生生活はここには書ききれないくらい充実したものだったが、一人ではこんなに素敵な4年間は過ごせなかったと思う。4年間、私を支えて下さった方々にはこの場をお借りして感謝の気持ちを申し上げたい。 |
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