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「夢と家族の支え」 |
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久保 宣子
名古屋商科大学 3年 |
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私は、強いプロゴルファーになりたいという夢を持ち、家族を離れ、名古屋商科大学に入学しました。私の家族は、父、母、兄、姉、双子の姉の六人家族です。兄と双子の姉もゴルフで私と同じ夢を持っていて、兄姉とても仲がいいです。
毎日の練習やトレーニング、試合に出場していく中で、嬉しいことや悔しいこと、どんな時も、父や母に話しをして支えてもらってきました。父の仕事はプロ野球のコーチをしているので忙しくてなかなか会うことができないけど、電話で相談にのってくれたり、いろいろな話しを聞かせてくれたり、本当に後ろから背中を押してくれるように励ましてくれます。両親、家族がいるから私は夢を追うことができて、どんなに苦しいときも頑張ることが出来ます。本当に感謝しています。
一年生のときは、団体戦のメンバーにも入れず、個人戦でも全く成績が出ず、悔しくてたまらないことばかりでした。小さい頃から両親に「何事も一生懸命やりなさい」と言われてきた私は、その言葉を忘れずに、うまくやるより全力でやると決め、一生懸命、勉強や練習、トレーニングに励んできました。とにかく何事も一生懸命やればいいことがあると自分に言い聞かせてきました。
二年生になると、女子プロゴルフトーナメント(マンシングウェアレディス)の出場権をかけた試合で優勝し、念願のトーナメント出場を果たしました。初めてのトーナメントでとても緊張しました。その試合を兄が帯同キャディー、両親が応援に来てくれました。父はその日、ナゴヤドームでの試合を控えていたので、少しするとすぐに球場に向かいました。残念ながら予選通過は出来なかったけど、すごく喜んでくれて、また私の夢が大きくなりました。こうしていろんな経験をしながら、夢は大きくなっていくものだと感じています。
今は、少しずつ結果が出てきて、自分の大きな夢を実現させる準備が整ってきているように思います。夢を実現させるのは、1人では出来ません。たくさんの人の支えがあって、実現させることができると思います。私にとって、その一番の支えが家族や兄姉です。家族がいるから、夢を追うことが出来、どんなに辛いことや、悔しいこと、挫折しそうなときも、またふんばって前向きに頑張っていけるのだと思います。
私は両親に、世界に目を向けなさいと言われてきて、留学や様々な経験をさせてもらってきました。世界にはたくさんの人がいて、食糧不足で亡くなる人、まだ戦争が続いている国で家族や友達を失った人、そんな苦しい思いをしながら生きている人がいる中で、私は普通に何一つ不自由なく生きて、本当に恵まれた環境の中で夢を追うことができる幸せを感じています。本当にたくさんの人に感謝しなければなりません。
ゴルフで実現したい夢は大きいです。いつかゴルフを通して世界と向かい合いたいです。こう思えることが出来るのは、たくさんの人や家族のお陰であり、感謝の気持ちを持ち続けながら、これからの一度しかない人生を一生懸命生きて、あきらめない人生にしていきたいと思います。 |
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