JAPAN GOLF ASSOCIATION
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JGA ACADEMIC GOLF AWARD
受賞者作文
大学生の部
優秀賞
「ゴルフと私」
新里 菜苗
大阪学院大学3年
 私の大学では、常に「ゴルフをするためには、まず礼儀、作法、常識、思いやり、感謝の気持ちを大切にしなさい。」ということを監督から言われており、最近はその言葉の意味がとても実感できるようになってきました。以前からも当然わかっているつもりではありましたが、昨年いただいたJGAアカデミック・ゴルフ・アウォード「奨励賞」の受賞の重みや、大学でも3年生となり、後輩もたくさん入部し、自分のことだけでなくクラブ全体のことを考えないといけないようになったことが、私にとっては良い意味でのプレッシャーとなり、日常生活からゴルフに至るまで少しずつ心境が変化してきたように感じます。

 今までは自分のゴルフを中心に考え、自分がゴルフで頑張ることにより他の人のためになると思ってきましたが、今年は代表チームや代表チームの合宿、遠征にも参加させていただいたことにより、様々な場所でいろいろな方と接することが非常に良い経験となり、親の有難さはもちろんですが、他の人の支えがあったからこそ今の私があるのだということを、より実感いたしました。そして今までの私を支えてくださった全ての方の気持ちに報いるためにも、ゴルフだけでなく私自信の全ての行動で示さなければならないと考えるようになってきました。そのことが今年の関西女子学生選手権の3連覇にも繋がったように感じています。

 来年は大学4年生となり、最上級生としてクラブの中でも責任が重くなってきますが、自覚と責任感を持って、学生生活最後の年を過ごしたいと思います。今年の北京オリンピックで女子ソフトボールが金メダルを獲得した場面をテレビで見て、私は上野投手のような心・技・体全て揃った強いアスリートになりたいと思いました。昨年から自分に足りないところを補うため、筋力トレーニングなども積極的に行ってきましたが、トレーニングや練習だけでなく、様々な角度からゴルフというスポーツに向き合い、学生最後の年を最高の年にしたいと思います。

 ただ、ゴルフをすることにおいては、全てにおいて未熟な私がいます。これからも周りの方々に支えていただくことがたくさんあると思いますが、今からの一分一秒を無駄にせず、日々を大切にし、初心を忘れることなく、ひとつひとつ成長して、上野投手にはまだまだ遠く及ばない私ですが、支えていただいている皆様の気持ちに少しでも応えられるようなゴルファーを目指し、精一杯頑張っていきたいと思います。
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