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「ゴルフを通じて成長」 |
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宮國 雄一朗
山口福祉文化大学4年 |
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私の目標はプロゴルファーとして海外で活躍する事ですが、それと平行して謙虚で素直な模範的人間になるという目標もある。この目標を実現させるにはどのような事を行なっていけばよいのだろうか。
まず私を知ってもらうために自己紹介しましょう。兵庫県神戸市で生まれた私は四歳から水泳をやってきた。八歳の時に阪神・淡路大震災を経験し、震災の影響により九歳の夏、石垣島へ移住。その後十二歳からゴルフを始め中学卒業後、長崎日本大学高等学校へと進学しゴルフ部に所属。三年生時には主将も経験し、そして高校生活を終え山口福祉文化大学へと進学。大学に入学しゴルフ部に所属するが、そこで私の今までのゴルフに対する姿勢がとてもあまかったことを痛感した。そこで私はゴルフに対する意識を高めるため大学在学中の目標としてナショナルチームに入り日本を代表する選手になる事と、人生初優勝をすることだ。目標を達成しようと、練習・トレーニング・勉強に全力を尽くした。多くの事を犠牲にしたが、それよりもゴルフが楽しかった。大学四年生時にはゴルフ部主将を任された。今までに無い重圧と責任、これが私のゴルフに大きく良い影響を与えた。
中国アマで初めて日本アマ出場を決めると、続く全日本パブリックアマチュアゴルフ選手権で初優勝。念願の人生初優勝は思ってもみない全国大会で、日本タイトルだった。その後中四国の学生の試合を全勝し、EIRCUPを優勝と年間通算五勝と大きく飛躍。ナショナルチーム入りは達成出来なかったが、この一年間の成績は大きな自信になった。
私がゴルフを通じて得た財産は、技術的な事もあるが人として成長出来た事も大きい。
ゴルフは老若男女関係なく一緒に行う事の出来るスポーツである。おかげで年上の人達から大切な事を教えて頂き、また教わった事を次の世代へ伝える事ができる。これは他のスポーツには見られないゴルフの特性で、私を人として成長させてくれた。
私はこれまで多くの人達に支えて頂き、またこれからも多くの人達に支えて頂きながら日々の生活をおくるだろう。だがそれを当たり前だと捉えるのではなく、支えて頂いたり応援して頂いた人達に心から感謝し、それを相手に伝える事が大切だ。大学四年間、萩市の清掃活動やマラソン大会運営協力などのボランティア活動に参加してきた。些細な事だがこのような活動で萩市民の方達に恩返し出来ればと思う私なりの感謝の表現方法だ。
私がゴルフを通して学んだ感謝・謙虚・素直という言葉を忘れなければ自ずと模範となる存在に成れるだろう。人として模範となる存在へとこれからも精進し、そんな私の背中を見て後輩達が人として成長してくれたらと心から思う。
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