JAPAN GOLF ASSOCIATION
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JGA ACADEMIC GOLF AWARD
受賞者作文
高校生の部
優秀賞
ゴルフと私
荒井 舞
沖学園高等学校3年
 「努力をしても必ず結果がでるとは限らない。だが、成功した人は必ず努力をした。」
この言葉は私のゴルフ人生にとても大きな影響を与えてくれました。

 私は中学卒業後、ゴルフの名門校である沖学園高等学校に入学し、その後順調に一年生では九州女子アマ準優勝、全国高等学校春季九州大会では優勝、という成績を残すことができました。また、二年生のときには日本女子アマでセミファイナリストになり、日本女子オープンにも出場させていただくことができました。

 このころの私には、これといった大きな試練がありませんでした。今振り返ってみると、できすぎた結果のように思えます。

 私がどうしてこのように感じたかというと、この日本女子アマの大会以降調子が急に下り坂となり、スコアも出ず九州大会で敗退してしまったり、練習をしてもそれが結果として表れないといった状態に陥ってしまいました。私は崖っぷちに立たされた心境でした。
自分のゴルフに自信が持てなくなり、何事に対してもマイナス思考で、もうだめなのかもしれないとすごく落ち込んでいました。そんな時にこの言葉に出会いました。この言葉にはとても深い共感がもてました。またそれと同時にとても励まされ、私はいつまでも落ち込んでいてもきりがない、たとえ結果がでない日々が続いても、現実を受け止め努力し続けるしかない、そう思いました。そうすることが成功への一番の近道だと感じました。 この出来事からなにかが吹っ切れたのか、今まで悩んでいたことを気にすることがなくなり、マイナスに考えることも減り、今まで以上に練習に精が出てきたように思えます。また、毎日のショットの練習だけではなく、ランニングや筋トレといった体力をつけることも大事だということに気付きました。

 これらの成果からか、三年生の夏ごろからだいぶスコアに波が見られなくなり、八月に行なわれた日本ジュニアでは自己最高の七位になることができ、また十月に石川県で開催された日刊女子アマでは五位に入賞することもできました。まだ大きなタイトルとまではいきませんが、一・二年生のころよりははるかにスコアとして安定してきています。

 私は高校を卒業後、大学に進学します。生活環境はもちろん、ゴルフに対する環境も当然変わってくると思います。しかし、たとえ環境が変わったとしても、努力を怠ることなく日々頑張っていく決意でいます。今まで経験したことで、毎日の些細な努力の積み重ねが大きな結果を生むと確信しているからです。
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