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私がゴルフと出会ったのは十一歳の時に父に勧められ、近くの練習場にいったときです。小学校の頃は練習というよりも遊ぶ感覚でゴルフをしていましたが、小学6年生の時に小さな試合に出たのがきっかけで本格的に取り組もうと思い、その後、プロを目指すことを決めてゴルフ部のある沖学園中学校に入学しました。沖学園に入ってからの生活は、朝の走り込みから始まり、放課後は夜遅くまで練習をする日々で小学生の頃とは大きく変わり慣れずにとても大変だったことを今でも覚えています。それから練習を重ね、試合に出場していく中で様々なことを経験し、その度に自分の気持ちの弱さや最後まであきらめないという粘り強さが足りないということを痛感したと同時に、ゴルフをしていく上でのメンタル面の重要性を学ぶことができました。そして試合を積み重ねて少しずつゴルフの調子が上がってきたころゴルフを初めてから一番辛い経験をしました。昨年の2月に右手の薬指を剥離骨折してしまったことです。一ヶ月以上クラブを振ることが出来ず、試合にも出場することができなかった上、片手でクラブを振ったり、パター練習のみの日々で不安がいっぱいでした。しかし、この経験によってゴルフができるという喜び、そして、周りの方々の支えに対する感謝の気持ちなど、様々なことを考えさせられ、新たに自分を見つめなおすきっかけとなりました。
そのような大きな壁を乗りこえて、高校三年生のときに出場した「全国高等学校ゴルフ選手権」の団体戦でチームを牽引することができ、沖学園の女子ゴルフ部が創立して以来初めての全国制覇を成しとげました。優勝を目指し練習に取り組んだ結果を全国の舞台で出すことができ、本当に嬉しかったです。また個人戦では二日目の最後まで接戦になり、焦る気持ちなどが大きくなる中、とにかくあきらめずに自分のゴルフをすることだけを考えた結果、最後まで粘り強いプレーができ、団体戦と個人戦を合わせた四日間を戦い抜くことができました。体力が維持できたのも冬場のトレーニングの成果だと実感しました。様々なことを学べた上、成長したことを感じることのできた大会だと思います。
この六年間を振り返ってみると、中学三年生からナショナルチームとして活動でき、高校一年生で初めての海外派遣など、数多くの試合に出場させていただき、とても貴重な経験になりました。
ゴルフというスポーツを通じてルールやマナーなど基本的なことや人間性などを養うことが出来たと思います。
これからも支えてくださる方々への感謝の気持ちを忘れることなく、学生時代に経験したことを生かして、日々努力し、成長していきたいです。 |
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