|
|
|
|
|
|
|
|
|
私のゴルフとの出会いは、小学校5年生の時に坂田塾に入塾したことがきっかけでした。高校では、女子が2名という部員環境だったので、自分ひとり個人としての練習が中心となっていました。そして、大阪学院大学に入学して、大勢の部員や厳しい上下関係のある環境になり、時には人間関係やチームワークの大切さがわからず、練習に集中することが出来ない程悩んだこともありました。また、初めての団体戦ではチームの足を引っ張る成績を残してしまい、個人戦においてもなかなか成績を残すことが出来ず、自己嫌悪の日々を過ごしていました。その時、自分自身を振り返りその原因を自分なりに考えてみると、4人兄弟の3番目といういつも兄弟に頼ってしまう性格の甘さ、パワーのなさ、集中力の乏しさに気付きました。そこで、自分の中でなんとしても結果を出さなければと、自らを追い込み、筋力トレーニング、そして、一番苦手だったバンカーショットを毎日毎日繰り返し練習しました。今春からは、弟を含め大勢の新入生が入部して、昨年までとは全く違った練習環境となった中、私は積極的に男子部員に混じって厳しい練習に励み忍耐が身に付いたと思います。また精神面ではヨガを取り入れ、集中力そして冷静は判断力を養い、大学の先輩でもある兄に、技術面だけでなく、人として柔軟な心を持ち続けることの大切さを学びました。
そして、3年生になって最初の試合である「関西学生女子連盟杯」を優勝することが出来ました。
これは、私のゴルフ人生で初めてのタイトルであり、自分にとって大きな自信となりました。そして、次は「関西女子アマ優勝」・「日本女子アマベスト8」と目標を掲げ臨みましたが、試合結果は一打及ばず「日本女子アマ」にも進出出来ませんでした。「優勝する!!」という意気込みだけで、周りに気を取られていた自分に気がつき、この試合での悔しさや、一打の重みを感じたことが、先人である球聖ボビー・ジョーンズの「ゴルフで戦うのはオールドマン・パーとプレーヤー自身のふたりだけ」との言葉の意味を自分なりに考える機会となり、少し理解することが出来たと思います。また、この言葉を初めて感じることが出来たお陰でより深く毎日の練習に励むことが出来、そしてずっと私を支えて下さっている監督、コーチ、お世話になってきた方々の温かい激励の言葉が心に沁み、私に力を与えてくれ、より一層目の色を変えて練習に取り組めました。
その結果、「関西女子学生」で7位となり、「日本女子学生」へ進出することが出来ました。「日本女子学生」は、例年にない記録的な猛暑で集中力を失う暑さの中でのプレーでしたが、オールドマン・パーと自分自身との戦いだと思い、最後まで諦めない心で自分のゴルフに集中しようと誓いながらプレーをした結果、学生ゴルフで最も大きなタイトルである「日本女子学生」を優勝することが出来ました。大学生の私にとってこの優勝は大きな財産であり、今後の指針となるものでした。また、昨年は、「サントリーレディースオープン」、「日本女子オープン」にも出場させて頂き、プロの世界の厳しさを知り、プレー以外にも貴重な勉強となりました。
今年は、プロテストを受験します。夢に向かってのこの10年間、両親はもちろん、監督、コーチを始め大勢の方々、そしていつも共に切磋琢磨してきた友のお陰で色々なことを乗り越えることが出来ました。この感謝の気持ちを忘れず、必ず恩返しが出来るようにこれからも頑張っていきたいと思います。そして、ゴルフという深い競技を通じて、人として学び得た機微を忘れず、夢と希望を持ち、大好きなゴルフをどこまでも自分を信じ進んでいきたいと思います |
|
|
|
|