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14年間のゴルフ人生 |
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杉山 沙羅紗
慶應義塾大学3年 |
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私は7歳からゴルフを始め、ゴルフを通して様々な人と出会うことが出来た。私のゴルフ人生の中でも大学のゴルフ部入り、ここで学んだことは私を大きく成長させたと感じています。
7歳から始め、高校生まで個人としてゴルフ競技に関わってきました。小学生・中学生の時は、「関東大会・全国大会に進出すれば友人と一緒にゴルフが出来る!」と同じ目標を持ったゴルフ仲間に会う事が嬉しく、試合を待ち遠しにしていたのを今でも覚えています。住んでいる地域・学校も異なる中、一日プレーを共にしただけで何年にも渡る交友関係を築くことのできるゴルフの力は素晴らしいと幼いながら思っていました。ゴルフに対し明確な目標を持つ転機となったのは、中学2年生の春に初めて全国大会を経験したことです。
同年代の選手のレベルに驚き、全く歯が立たず悔しい思いをした事がきっかけとなり、「日本女子アマチュアゴルフ選手権、日本ジュニア選手権に出場する事」が私の目標になりました。
日本女子アマを目指してから数年、高校2年生の時初出場を果たすことが出来ました。
結果は、50位とマッチプレー進出には届きませんでしたが、トップゴルファーが集う舞台に立てたことが嬉しく、普段とは異なる大舞台での緊張感も味わうことができ、もう一度挑戦したいという強い思いが芽生えました。このように新たな所でゴルフが出来るようになる度に目標は高まっていくもので、高校在学中に日本女子アマのマッチプレーに進出しようと決意しました。この目標を持ってからはゴルフに対する姿勢は一気に変わりました。そして一年後、日本女子アマに出場した時には、マッチプレー進出のためには一打一打を無駄に出来ないと心底思いました。一打にかける思いが強いと、自分でも奇跡と思えるショットが出るものでした。結果は、マッチプレー進出の為のプレーオフには残りましたが、2ホール目で負けてしまいました。しかし、観衆に囲まれプレーをした喜びは格別でした。
そして、大学に入り、また新たな目標が生まれました。それは、「チームで全国大会に出場すること」です。チームでゴルフに携わるようになり、「仲間がいることが自分のパワーとなり、成長し続けられる」ことを実感するようになりました。一人では挫けてしまいそうになることが、チーム目標や仲間を考えると自分を追い込むことができました。それは、チームで目標を達成した時の喜びがかけがえのないもので、その為ならば全てをかけられるものだとこの三年間で感じました。大学のゴルフ部において団体戦を経験しなければ、自分の一打が部員全員の思いを乗せていることに気が付くことはできなかったでしょう。
私のゴルフ観を変えたのは、大学ゴルフ部でした。大学でのゴルフ部生活もあと一年、14年間続けた学生ゴルフも集大成となりました。友人・監督・コーチを含め、私は本当に恵まれた環境でゴルフに取り組むことが出来ています。このような出会いはゴルフをしなければなかったかと思うと、ゴルフを始めさせてくれた家族には感謝の気持ちで一杯です。
チーム・私を支えて下さった全ての人への感謝の気持ちを「形」として残していくことが現在の私の大きな目標となっています。学生としてゴルフに携わることは本年で最後となりますが、沢山の出会い・学びを与えてくれたゴルフとは一生関わっていきたいと思います |
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