私は、六歳の頃からゴルフをしています。最初の頃は遊び感覚で、ただ楽しく球を打っていました。しかし、毎日のように球を打っていくにしたがって、どんどんゴルフにのめり込んでいき、やがてプロゴルファーになって世界一になろうという夢を持つようになりました。
ゴルフというスポーツは、今まで色々なことを教えてくれました。
小学生の頃は、小さい試合で上位に入ることもたびたびありましたので、本当に楽しくゴルフをしていました。しかし、ゴルフはそこまで甘くありませんでした。全く勝てない時期が続き、本当にゴルフが楽しくなくなってしまいました。しかしそこで、練習量が足りないことや、ゴルフに対する姿勢など、いろんなことを考えさせられました。そこで私は一つ成長できたと思います。
中学に入り、一年生の時には全国中学校ゴルフ選手権で三位に入ることができました。
しかし、中学で結果がでたのはこの一年生の夏だけでした。二年、三年と、目立つような成績は一つもなく、大きな壁にぶつかりました。前から入りたいと思っていた水城高校にも入れないのではないかと思っていました。しかし、石井監督が私を選んで下さり、名門の水城高校に入学させていただくことが出来ました。
この水城高校で学んだ事は本当に多く、技術面だけでなく、精神的な事も多く学びました。私を選んで下さった石井監督や、水城高校に入ることを協力してくれた両親をはじめとする家族、いろいろな人に感謝しながらプレーするようになりました。今までは、この気持ちが足りなかったため、なかなか結果がついてこなかったのだと思います。一年生ではいろいろ大変な部分もありましたが、
日本高等学校ゴルフ連盟からハワイに代表選手として派遣されることもありました。二年生では初めて団体戦の選手として試合に出場しました。しかし、その団体戦の全国大会では、全く自分のプレーが出来ず、チームの足を引っ張る形になってしまいました。この時もまた色々な事を考えさせられました。意識していたつもりでも、今までの練習の甘さや、いざという時の精神力の弱さなどが課題でした。それを気付かされ、必ずリベンジするぞという思いでまた一から練習を始めました。ここでまた一つ成長できたと思います。
そういう気持ちで練習していき、むかえた三月の春の全国大会。調子もかなり良い状態で試合に臨むことが出来ました。三日間の試合でしたが、なんと優勝することが出来ました。
ゴルフをやっているということで、どん底も味わい、日本一も味わいました。その一つ一つで自分は成長できたと思います。しかし、自分のゴルフはまだまだ未熟です。もう間近にせまってきたプロになってトーナメントで活躍するという大きな壁を破るには、もっと努力が必要だと思います。そのような当たり前の事ですが、重要な事をゴルフを通じて学んだと思います。ゴルフが出来ていることに感謝しながら、これからの人生もゴルフと付き合っていきたいと思います。
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