私は七歳のときに父親のすすめでゴルフを始めました。
はじめは三歳年上の姉と一緒に練習場に行くのが楽しいだけでしたが、姉が試合で優勝したり、一緒に練習している子が上手くなるのを目の当たりにするうちに「自分も練習してうまくなりたい!」と強く思うようになりました。はじめは週末だけの練習でしたが、日に日に練習量が増えていきました。
ゴルフは毎日の自分自身そのものだと思います。練習した分だけ試合で結果が出るからです。もちろん運や自然との戦いもありますが、練習すればするほど自信がでて試合に強い気持ちで臨むことができます。だから毎日が自分との戦いです!
いつからかプロゴルファーになりたいと思い始めた私は、地元徳島を離れ兵庫県の滝川第二高校に進みました。ゴルフ部のメンバーはもちろん、クラスのほとんどの子がそれぞれの部活動で高い目標を持っている素晴らしい環境で、高校生活を送っています。そして昨年は、憧れだったナショナルチームのメンバーにも選んでいただきました。チームの合宿ではゴルフの技術だけでなく、英会話やルール・マナーの大切さを教わりました。
また、数々の国際試合に出場させていただき一番印象的なのは、九月にトルコで行われた世界女子アマチュアです。気候・芝・食事が日本と全く違う環境での戦いとなりました。チーム一丸となって戦うことの難しさ、日の丸を背負って戦うプレッシャーも味わいました。そして世界のトップアマチュアの選手たちを見て、正直世界との「差」を感じましたが、同時に自分の弱い部分・足りない部分が明確になり「必ず追いつき、追い越せる」という確信を持つことができました。将来海外で活躍したい私にとってナショナルチームでの経験は、かけがえのないものとなりました。
今年は、高校生最後の年になります。代表に選ばれたときは、去年の悔しい経験を生かし、全力で戦いたいと思います。
昨年のはじめ、姉の奈津佳のプロ合格祝賀会が地元徳島で行われました。その会には、びっくりするほどたくさんの方が参加してくださいました。日頃当たり前のようにゴルフをしていましたが、こんなにもたくさんの方が応援してくれているんだと実感しました。私もできるだけ早くプロになって、家族や、応援してくださる沢山の方に恩返ししたいと思いました。
そしてナショナルチームの経験を生かし、将来はオリンピックに出場したいです。日の丸を背負い一番高い表彰台に上ることが今の私の一番の夢です。
そして私は、ゴルファーとしてだけでなく、一人の人間として誰からも尊敬されるようになりたいです。周りの方々への感謝を忘れず、日々努力し夢に向かって進んでいきたいです。
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