私がゴルフに出会ったのは、十歳の時に親の練習について行ったときです。その頃の私はゴルフというスポーツに全く知識はありませんでした。
その日をきっかけに、週に一回程度、練習に行くようになりました。ゴルフの楽しさと、難しさを知った私は、どんどんゴルフの魅力に引かれていきました。
そして、私は試合に出場するようになりました。それまでは、家族とコースをプレーすることしかなかったので、ボールをカップに入れることだけを考えてプレーしていました。実際に試合に出てみると、スコアだけでなくルールやエチケット、マナーといったことも大事だと分かり、とても奥が深いスポーツだと感じました。そして自分よりはるかに上手いプレーヤーが沢山いて、もっともっと上手くなりたい、優勝したいという思いが強くなりました。
中学生になると、私の兄が通っていた沖学園中学校に入学しました。
中高一貫の沖学園ゴルフ部では、「自分に厳しく、人に優しいゴルファーであれ」という部訓を基に、向上心を持ったゴルフ部員と監督で、朝の六時三十分からの朝練や、放課後の練習場やラウンドで切磋琢磨しながら練習しました。
その頃から、ジュニア競技だけでなく、地区アマチュア競技に出場するようになり、大人と接する機会が増えていきました。
先輩や年上の人に対する態度や言葉使いは、ゴルフを通じて養われていきました。そして、中学二年生の時の春の全国大会で私は優勝しました。その優勝で私はツアー競技に出場させてもらいました。テレビや新聞で見ていた選手を間近で見ることができ、なおかつ同じ舞台でプレーできることがとても嬉しかったです。その時をきっかけに、私はプロになりたいと思いました。
高校も沖学園に入学した私は、自分が望んでいるような結果が出ず、とても悔しい思いをしていました。そんな中で高校二年生の時沖学園が夏の団体戦で優勝しました。私はチームにあまり貢献できず、また悔しい思いをしました。その時、監督や部員、家族などが励ましの声を掛けてくれて、また頑張ろうという気持ちになりました。その一年後、私はチームに貢献して沖学園は団体戦で二連覇することができました。部員の仲間や監督の嬉しそうな顔を見ると、努力して良かったと思いました。一日で中止となりましたが、個人戦では7位、日本ジュニアでは8位とまずまずの結果を残すことができました。
ゴルフと出会って8年になりますが、礼儀作法や年上の人との接し方は、ゴルフをしていなかったらここまで成長していなかったと思います。全国に沢山の友達もでき、努力することの大切さも分かり、ゴルフをしていて良かったと思います。
今後プロを目標にしていきますが、周りの方々への感謝の気持ちを忘れずに精一杯努力して練習したいと思います。 |