私は小学生の頃、父親の影響でゴルフというスポーツに出会いました。それから今までゴルフは私の生活の大部分を占めています。最近、「何故こんなにゴルフばかりやっているのだろうか。」と思うことがあります。その度に、「やはりゴルフが好きなのだ。」と実感しています。
私は中学、高校とゴルフ部のある私立の学校には行かず、ゴルフ部の無い公立の学校へと進学しました。そこで部活には入らず、個人でゴルフの大会に出場していました。高校時代は、毎年八月にある「日本ジュニアゴルフ選手権」を目標に、学校が終わると毎日家の近くの練習場まで自転車で通っていました。その甲斐あってか、高校二年、三年と日本ジュニアに出場することができました。高校三年の日本ジュニアが終わると、ゴルフは一時中断し、受験生となりました。そして翌年の春、九州大学に進学し、ゴルフ部に入部しました。九州大学ゴルフ部の部員のほとんどは大学からゴルフを始めた人ばかりですが、彼らと一緒に練習することで、ゴルフの多様性や楽しさを改めて気付かされます。
私はゴルフを通して多くのことを学びました。もっと多くの人にそのゴルフに親しんでほしいと思っています。現在では、私がゴルフを始めたときに比べジュニアゴルファーのゴルフ環境は格段に良くなり、ジュニア人口ははるかに増え、ジュニアの大会も活気あるものになっています。ゴルフ場でのジュニア料金の設定、ジュニアの大会の充実など様々な方のサポートの結果だと思います。
しかし、わたしの周りにいる大学生にとってゴルフをすることは必ずしも容易なことではありません。春に新入生にゴルフ部を紹介すると、「ゴルフはお金がかかる」、「もっと大人になってから始めるスポーツだ」という声がよく聞かれます。ジュニアの頃とは違い、大学生になるとジュニア料金は適応されません。
現在では格安の学生料金を提示してくださるゴルフ場もありますが、決して多くはありません。いずれにしても、「ゴルフはお金がかかる」と多くの大学生が思っているのは確かです。これからは、大学生など若い世代の人々がゴルフをさらに身近なスポーツとして感じられる環境づくりが必要だと思います。
私は青春時代を彩ってくれたゴルフにとても感謝しています。また、ゴルフを通じて出会い、様々なことを教えてくれた方々にとても感謝しています。そして何より、ゴルフを始めるきっかけを与え、様々なサポートをしてくれた両親に感謝しています。
これからは、立派なゴルファー、社会人になり、恩返しをしていければと思っています。 |