JAPAN GOLF ASSOCIATION
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JGA ACADEMIC GOLF AWARD
受賞者作文
高校生の部
優秀賞
ゴルフと私
和田 章太郎
福岡第一高等学校3年
 私がゴルフに出会ったのは九歳の時に家族でハワイ旅行に行った時です。宿泊したホテルからゴルフ場が見え、何気なく見ているとそこでプレーをしている人達がとても楽しそうでした。早速、父と練習に行き、初めてクラブを握りました。

 無茶苦茶なスイングながら時々ヒットする感覚、青空と芝生の解放感に夢中になりました。

 それからゴルフスクールに通い基礎から教えていただき、数か月して近くのミニコースに行きゴルフの楽しさを知ると、さらに夢中になっていきました。

 日曜日には朝五時過ぎに起床し、一時間離れた河川敷のコースへ行くのが凄く楽しかったのを覚えています。早起きが苦手な私でも朝はスッキリと目覚め、毎週のように家族で通っていました。

 最初に大会に出場した時、緊張と興奮でどんなショットをしたのか覚えておらず、スコアも満足のいくものではありませんでした。それをきっかけにして、学校が終わって友達と遊ぶ事よりもゴルフの練習を優先するようになりました。中学に進学すると下半身のトレーニグのために陸上部に入部しました。ゴルフ優先で活動させてもらい、有意義に過ごす事が出来ました。そして、三年の時には「九州ジュニア選手権」で優勝する事が出来ました。

 高校は、ゴルフに専念できる「福岡第一高等学校」に進学しました。しかし一年、二年の大会では思うような結果を出す事が出来ませんでした。中学の時には経験がなかった「団体戦」の難しさも経験しました。自分の不甲斐なさで仲間に迷惑をかけ、辛い思いもしました。

 高校二年の終わりに、ハワイで開催された「パールオープン」に気分転換にと父がエントリーしてくれました。日本人最高位の四位タイ、そしてローアマチュアになる事が出来大きな自信につながりました。三年生の春にはプロとのオープン競技の「トヨタカップ」で二位タイ(ローアマチュア)になりました。プロで優勝された小田孔明さんの素晴らしいプレーに圧倒されました。そして、この頃からプロゴルファーになりたいという意識が強くなったように思えます。その翌月に開催された「九州アマチュア選手権」では逆転で優勝する事が出来、期間中耐えるゴルフを学びました。夏の「日本ジュニア選手権」でも、何かと優勝する事が出来、大変大きな喜びを感じました。日本ジュニア選手権での優勝のおかげで「日本オープン」「KBCオーガスタ」「マイナビABC」と願ってもいない素晴らしい大会に参戦する事が出来、一流のプロ選手の方々と一緒にプレーする興奮を味わいました。
技術面だけでなくマナー、マインドの強さを目の当たりにし、自分の力の未熟さを痛感しました。それからは、時間が経つ程に強いプレイヤーになって、ツアーに参戦したいという気持ちが強くなり、春からはプロゴルファーとして新しい世界に挑戦したいと決意しました。一年前にはプロになるビジョンが全く想像出来なかった私が今こうして歩もうとしている事が不思議に思います。

 私を成長させてくれ支え続けてくれたゴルフを通してお世話になってきた方々、そして家族にこれからも、さらに成長していく事で少しずつ恩返しが出来ればと考えています。

 そして、プロゴルファーになって良かったと思える日が早く来るように頑張りたいと決意しています。
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