私は将来プロゴルファーを目指しています。ゴルフを始めたきっかけは、小学五年生の時に父のゴルフの練習について行き、球を打つ父の姿を見ているうちに、少しずつ興味が湧いてきたことでした。最初はボールにかすりもせず悔しい思いをしましたが、次第にボールに当たるようになると楽しくなり、徐々に練習場に通う回数が増えていきました。練習を始めるようになってから二カ月で試合に出場しました。もちろん、結果は散々なものでしたが、当時、悔しいという思いはあまりありませんでした。一年後、同じ試合に再度出場しました。一年前よりも練習量が増えていたせいもあり、多少の自信もありました。しかし、結果は三位でした。あまりの悔しさに会場のトイレで泣いたのを今でも覚えています。
中学生になると試合にも慣れ少しずつ勝つ喜びを知るようになり、練習にも熱が入るようになりました。そして中学三年生の時に念願の北海道ジュニアで優勝し、初めての日本ジュニアでトップ10に入ることができました。
高校はゴルフ部のある札幌光星高等学校に進学しました。高校での部活動は充実しており、夏は週四回のラウンド、冬は専門のトレーナーによるトレーニングやランニングがあります。こういった環境の中ゴルフができることが、私の成長にとって大変なプラスとなりました。また、部として団体戦で勝つことの難しさや楽しさも経験することができました。高校三年生になり私のゴルフへの考え方を大きく変える出来事が起こりました。それはナショナルチームメンバーに選出されたことです。今までよりもトレーニングの量が増え、練習の質も大きく変わりました。初めての国際競技では韓国に大差をつけられてしまいました。日の丸を背負ってプレーするということは、今までに経験したことのない重圧と責任感を背負ってのプレーでした。しかし、その中で三日間アンダーパーで回ることができたことは、私にとって大きな自信になりました。
北海道は約半年の間、雪のためラウンドができないことがハンディであるとよくいわれます。しかし、私はその半年をシーズン中取り組むことができなかった体力作りやショートゲームの練習などにあてることで逆に実力を蓄えることができたと感じています。今の私の実績があるのも、これらのトレーニングを続けてきた結果だと自負しています。これからも努力を続け、これまで私を支えてくれた両親、ゴルフ部の先生、教えを受けている松井プロ、仲間、応援して下さった全ての方々に感謝の気持ちを忘れず、ゴルフに打ち込んでいきたいと考えています。そして、ナショナルチームなどでの経験を活かし、さらに実力をつけ、日本国内だけでなく、世界でトップを獲れるプロゴルファーを目指していきます。
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