大阪学院大学高等学校に入学し、初めてクラブ活動というものを経験しました。中学生までは個人で活動していたため、自分のことだけを考えてゴルフをしていたのですが、団体戦などを戦うことによりチームワークの大切さなども学べ、また三年生の時には主将にも選んでいただきゴルフ以外の面でも成長することができたと思います。

　高校卒業後は、大阪学院大学に進学しました。大学ではクラブでの団体行動もありますが、毎日のスケジュールを自分でしっかり計画していかないとダメだと考え行動しましたが、はじめの一年間はなかなか計画したことが実行できずにゴルフの成績も良い結果を残すことができませんでした。そして、試行錯誤をしながら考えていくうちに大学２回生と３回生の２年もの間に長いスランプを経験しました。クラブを振ることが怖くなり、体も思うように動かなくなりました。ゴルフをするということが本当に嫌になりこのままやめたいと思うようにもなりました。それでも大学の先生方をはじめとして周りの方々のサポートのおかげで何とかゴルフを続けていくことができました。

　大学３回生の秋にプロシニアツアーの試合で湯原信光プロのキャディーをさせていただく機会を作っていただき、その後に湯原プロからもゴルフを学ぶようになりました。それからゴルフに対する考え方や取り組む姿勢などが今までの私と比べて本当に変わりました。自分を見つめ直し、感謝の気持ちを持ちながらゴルフをしていくうちに、ゴルフをすることがすごく楽しくなりスランプを克服することができました。そして、大学４回生になった今年の関西アマチュアゴルフ選手権、日本アマチュアゴルフ選手権に優勝することができました。それによりプロツアーの試合に出場させていただく機会をいただき、私は本当にプロの世界で戦いたいというのを強く思うようになりました。