日本アマでの悲願の初優勝から1ヶ月あまり。甲斐に残された称号は日本学生チャンピオンだけといえる。昨年は、3日目に好位置につけながら、宮里優作(現プロ)に力の差を見せ付けられ完敗した。今年は、周囲はもちろん本人もこのタイトルは獲らなければいけないものと感じていることだろう。しかし、甲斐はそんなプレッシャーを感じさせないゴルフを見せ、6アンダーパーの好スコアをたたき出した。
プレー終了後には「今日はイメージ通りのラウンドでした。パッティングの調子もいいし、ショットも悪くありません。特に今日は風が吹かなかったので、このスコアになったと思います。6アンダーパーは出来すぎの感がありますが、いいスタートを切れたので、あとは優勝目指して突っ走るだけですね」と、優勝宣言とも取れるコメントを残した。日本アマチャンピオンとして他の選手に付け入る隙を与えないゴルフを見せ続けることが出来るのか。明日以降に甲斐の真価が問われている。
|