昨日の練習ラウンドからボギー無しと好調なゴルフを見せていた甲斐。この日もスタートの1番パー5から50センチメートルのバーディーパットを沈めると一気に波に乗り、5番(パー4)でまたもセカンドショットを50センチメートルにつけてバーディーを奪った。圧巻は8番544ヤードのパー5。3番ウッドで打った2打目は惜しくもカラーに外したものの、15メートルのイーグルパットをねじ込み、出場選手唯一のイーグルを決めて、前半を4アンダーパー33(パー37)で折り返した。気温が上がった後半は、集中力を切らしがちになり、惜しいバーディーパットが決まらず、16番までパーを続けたが、17番で6メートル、18番では3メートルのバーディーパットを入れる連続バーディーで締めくくった。「練習ラウンドが好調だっただけに、今日のスタートは不安な気持ちもありましたが、一打一打を大切にプレーすることが出来ました」と満足げに話す甲斐の目には、日本学生ゴルフ選手権の初優勝しか見えていない。本選手権終了後、翌週には日本代表としてノムラカップアジア太平洋アマチュアゴルフチーム選手権も控えている。このまま好調を維持すれば、国際舞台での活躍も十分期待できる。
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