全国レベルの大会では殆ど上位進出の実績がない築館利明(駒沢大2年)が悪天候のなかでのスタートにもかかわらず4バーディー、1ボギーの69でまわり、トータル6アンダーパーで2位を堅守した。ドライバーの平均飛距離280ヤードを誇る築館は、グリーン周りのアプローチとパターが課題。この日も3mほどのバーディーパットを4~5度も外してしまった。「7番(567ヤード)、8番(544ヤード)のパー5はバーディーを獲らないといけないホール。そこで、2打目でグリーン脇に運びながらパーで終わったのが悔やまれます」とラウンドを振り返った。それでも、このコースは「ドライバーを打てば、2打目は自分の得意距離である80ヤード~120ヤードが残るので、戦略が立てやすいです」と自信を覗かせた。この試合での目標を聞かれると「これまでに全国的な試合ではカットされることが多かったので、第一目標は第3ラウンド進出でした。それをクリアしたので、残り2日間はリラックスしてプレーして一打一打悔いの残らないようにしたい」とはにかみながら、謙虚な答えを返した。
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