第2ラウンド終了後、独走優勝を宣言した甲斐は、言葉通りのぶっちぎりとはならなかったものの、1打差でナショナルチームメンバーの上井邦浩をおさえて初優勝。今日のラウンドを「第2ラウンドが終わって独走態勢になり、第3ラウンドは目標がぼやけてしまい、いいゴルフができませんでした。昨日、中島君にトップに並ばれたことで今日は気合が入りました」と振り返った。一時は2位と3打差をつけて楽勝かと思われたが、上井が17、18番で連続バーディーを奪い、1打差になった18番のグリーン上では、「上井君が18番であわやイーグルかと思われるショットを打ったときには、さすがにヤバイと思いました」と苦笑い。それでも、冷静に18番をパーでホールアウトしたのは、日本アマでの優勝で得た自信からのようであった。甲斐は、このあと今日の夜の飛行機でオーストラリアで行われるノムラカップの日本代表として日本を旅立つ。ハードスケジュールになるが、日本アマ、日本学生の優勝で波に乗る甲斐に日本代表の核としての活躍が期待される。
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