日本アマチュアチャンピオンの甲斐慎太郎(日体大4年)が辛くも日本学生ゴルフ選手権初優勝を果たした。甲斐は、出だしの1番(パー5)、2番(パー4)を連続バーディーでスタートしたものの、その後スコアを伸ばせず前半を2アンダーパーで折り返し2位との差を3ストロークにひろげた。しかし、前日3位で同組の上井邦浩(名古屋商科大3年)が後半10番(パー4)、12番(パー3)でバーディーを獲り、甲斐を猛追。2打差で迎えた18番(パー5)で上井があわやイーグルかと思われるアプローチをみせ、1打差となった。それでも、甲斐は18番でパーをセーブし、学生生活最後のこのタイトルを手中に収めた。トップタイスタートで初出場初優勝が期待された中島徹(早稲田大1年)は、優勝を意識したのか前半で4オーバーパーとスコアを崩し、甲斐と4打差の3位に終わった。
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