アイアンショットに精彩を欠いた香山は、前半の4番(パー4)と5番(パー4)でアプローチをミスして連続ボギーの2オーバーパー。10番(パー5)で50cm、11番(パー4)で5mを沈めて連続バーディー。これで波に乗るかと思われたが、14番(パー4)で3パットのボギー。15番(パー4)でバーディーを獲ったものの、16番(パー3)でまたもや3パットのボギーと出入りの激しいゴルフとなった。それでも、17番(パー4)をバーディーとし、終わってみればパープレーと粘り強いゴルフで、2位と5打差の単独首位に立った。「アイアンショットがピンに絡まず、ロングパットが残る苦しい展開でした。波に乗り切れないまま1日が終わった感じです」と、浮かない表情で今日のゴルフを振り返った。2位の横山倫子、金井智子とは5打差をつけて最終日を単独首位で迎えることが決まっても、「自分はまだ2年生。あと2回は日本女子学生にチャレンジできると思うので、優勝を強く意識することはないです。でも、やっぱりチャンスはものにしたいです」と笑顔で答えた。香山は、今年の関西女子学生を制した好調なゴルフを維持している。このまま勢いに乗って、日本女子学生初優勝を胸中密かに狙っている。
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