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競技報告
【宮里のプロ入り後初の女子オープンは苦戦のラウンドに】
第1日 競技報告:武藤一彦 写真:Gery Kobayashi
台風21号の影響でコースには倒木や木の葉が散らばる異様な幕開け。宮里はプロとなって初めての日本オープンを苦戦した。2バーディー、2ボギーでインを折り返した2番(パー5)、ティーショットを曲げラフからラフを渡り歩き3打目をバンカーに入れるボギー。7番、9番もティーショットをラフに入れパーをキープできなかった。第1ラウンドは3オーバーパー。「後半ティーショットが曲がって、我慢できなかった。ティーショットは40,50点だった」と苦笑い。「ドライバーがつかまり気味でボールが左へ飛びアイアンにもその影響がでた」という。「普通のトーナメントの倍の時間がかかった感じ」と肩で息をついた。昨年、大会直後にプロ入り。「アマチュア最後なので思いっきり楽しもうと決めてやった」しかし、その時とくらべて今回は「去年より4日間が長いかなという感じ」と充実感を強調した。
最終戦まで連続16戦出場の8戦目。心身の疲労はいなめない。しかし、プロとなった時点で覚悟はしていた。プロ初のメジャータイトルへの周囲の期待がかかるが、「力がついてきたので上位にどんどん入りたいという気はある。でも、見栄はありません」とリラックス。その姿はタフな大会にちょうど見合って見えた。


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