「今日は冷静に行こうと決めていたが、スムースにいけてびっくりしている」何もかもうまく運んだ。2番で3メートル、9番で8メートルのバーディーパットを入れ5アンダーパー。その時点で2位に8打差をつける。11,12番と3メートル、14番6アイアンのショットを50センチへつけたときは、ギャラリーから最終ホールのようなため息と万雷の拍手がおこった。あまりの強さに誰もが舌をまいた。
これで昨年の日本女子プロ選手権、LPGAツアー選手権に次いでメジャー3冠達成。28歳の誕生日を14日に控えた史上最年少の偉業だ。女子オープン(埼玉・武藏)には九州女学院高3年に出場。「あのときは緊張した事だけは覚えている
。今回?むずかしいコースでバーディーがいっぱい取れ勝てたことがうれしい」
その強さの秘密を聞かれて答えた。「自分のプレーが他人事に感じる。冷めているというのでしょうか。そういう時にはゴルフに気持ちが入れ込まない。かっかしない。うまくいきます」といった。育ての親、清元登子プロは「頭がいい。コースマネージメントは他のどの選手よりすぐれている」今回の優勝は「満点」をつけた。
賞金は1億1350万円と2年連続大台を越え5年連続賞金女王も至近距離だ。「今年1番難しいセッティングの女子オープンでは、そのときの調子と実力が出る」と今大会を位置づけ、強さをアピールした。
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