インスタートの本多は、10番ホールでバーディーを奪うと、続く11番ホールも90ヤードの2打目のピッチングウェッジで4メートルにつけて連続バーディー。このまま良い流れに乗るかと思われたが、14番ホールで落とし穴があった。2打目をOBとすると打ち直しの4打目もグリーンに乗らず、5オン2パットのトリプルボギー。一気に貯金を失うと、14番、16番もボギーとして3オーバーパー39で前半を終えた。この時点で、競技は一時中断となったが、本多にとってはこの中断が奏効することとなる。
2番ホールでは3番アイアンのティショットを1メートルにつけてバーディー奪取。続く3番ホールもバーディーを奪い、今日2回目の2連続バーディー。8番ホールではカラーから10メートルのパットを沈めて後半3バーディーの33と一気にスコアを取り戻し、3位タイに順位を上げた。「自分にとっては中断がかえって良い方向にいきました。トリプルボギーを叩いた時には集中力を切らしていたんですが、クラブハウスに帰ってきて他の選手のスコアを聞いていたら、自分もやらなくちゃと思って。後半は、プレーに集中できたし、28パットとパットも良く決まりました。」とラウンドを振り返った。「今日の目標は3オーバーパーでした。グリーンの奥にこぼさないように安全に手前から攻めたのがパープレーという結果に結びつきました」とはにかんだ。日本女子学生では、初出場の2003年大会で2位入賞したが、昨年は18位タイと不本意な結果に終わっている。明日以降、天候が崩れる予報もあるが、パットの調子を維持できれば2年ぶりの上位入賞も期待される。
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