並み居るシニアプロを抑えてアマチュアの佐伯行生が、通算イーブンパーにスコアをまとめ6位タイにつけている。昨日はショットが右にぶれたが、好調なアプローチとパットでリカバリーし、73。この日も納得のいくショットは少ないが、「近代、稀にみる出来」のパットと、アプローチの好調が持続し16番、17番ホールの2ホールで連続のチップインバーディーを奪うなど3バーディー・2ボギーの71。通算イーブンパーに戻した。しかし、体調は万全ではない。9月の国体で痛めた右足首は「この2日間のラウンドでパンパン」の状態。それでも「この2日間、最高のゴルフが出来ていると思う」と笑顔を見せた。佐伯は1982年の中国アマチュアゴルフ選手権で優勝するなど中国地区を代表するトップアマチュアとして名を馳せているが、不思議なことに全国大会での優勝はない。本大会では2003年大会のサードアマチュア(46位タイ)が最高成績。体調面に不安が残るものの、自身初のローアマチュア獲得、1996年大会の黒川倫行以来の総合順位9位を上回る活躍を期待したい。
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