シニアでは、飛距離に勝るルーキーの活躍が続いている。この大会も例外ではなく、トップと3打差の室田淳が3位タイ、須藤聡明が4打差の5位と健闘している。この日3バーディー・3ボギーのイーブンパーでホールアウトした室田は「今日は自分のペースでプレーできなかった」と不満顔。「今日は気持ちが乗っていかなかった。気分が盛り上がらないままプレーを続けてイージーなボギーを叩いてしまった」先の日本プロシニアゴルフ選手権でシニアツアー初優勝を飾り、上り調子で迎えた本大会だけに今日のプレーには納得がいかないようだった。一方、本大会がシニアデビュー戦となる須藤は、2打目でグリーンを外してもパーをセーブする持ち前の堅実
なゴルフに徹して単独5位で2日目を終えた。「自分は新人ですから、やっぱり緊張しますよ。トーナメントに出場するのも久しぶりですから」と開口一番に話す須藤。ドライバーショットが不調で深いラフからの2打目を強いられているが、「グリーンが小さくてうねりがある。難しいグリーンですよね。でも、この2日間、3パットは一度もない。よく耐えている」と笑顔を見せる。2002年大会優勝の福沢孝秋以来のシニアルーキー優勝に向けて、2人の挑戦が続く。
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